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武漢市、今年最大の豪雨 ボートで外出する大学生も

湖北省武漢市では5-7日にかけ、今年最大の豪雨に見舞われ、市内では最も多い所で降雨量337.5ミリを記録した。多くの地域が冠水に見舞われ、市民の足に大きな影響を及ぼした。中国青年報が報じた。

同市の水務局によると、今回の豪雨は、強い雨が降る時間が長かったため、総雨量が多くなった。同市市内では降雨量が累計1億6千万立方メートル以上に達し、50年に一度の豪雨となった。降雨量や雨の強さは、市内の3分の1が水に浸かった1998年の集中豪雨に匹敵する。

今回の豪雨で被害を受けた同市の農作物の面積は3万ヘクタール(東京ドーム約6520個分)、倒壊した家屋は73棟、緊急避難した市民は約1400人に上った。一方、同市にあるダム272カ所のうち63カ所が放水したものの、長江や漢江などの水位は共に、警戒水位以下だった。

一方、同市の洪水防止・干ばつ対策総指揮部は、排水に関する警報では2番目に高い「2級警報」を発令したほか、洪水防止に関する警報では最も低い「四級」の警報を発令して対応した。また、同市の大・中型ポンプ場や農業用水排水ポンプ場なども全力で排水作業を実施し、7日午後4時の時点で、6000万立方メートル以上の水を排水した。市内で深刻な冠水に見舞われた場所も、8日早朝には水が引くと見られ、交通の秩序も回復する見込みだ。

 

「人民網日本語版」2013年7月9日

 

 

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