双橋とは、周荘の中心に位置し、明代万暦年間（1573～1619）に建設された世徳橋と永安橋のことである。二つのつながる橋の面は、一つは横、一つは縦であり、舟の通り道となる橋の穴は、一つが四角、一つが円である。その様子は、古代の鍵に非常に似ており、また鍵橋ともいわれている。ここには周荘の名声を高めた故事がある。1984年春、美国に長く滞在したのち帰国した著名な画家、陳逸飛は、この橋を背景に、「故郷の思い出」と題した一幅の絵を描き、アメリカの著名な実業家、アマンダ・ハマーは、中国を訪れた際、この絵を鄧小平に贈った。ゆえに、多くの旅行者はここを訪れ、橋を眺め、水郷を体感する。

夜の双橋