華中科技大学ではこのほど卒業記念の「水かけ祭」が行われ、卒業間近のムードが漂っている。大学生の間では様々な独特の記念日やお祭が人気を集めるようになっている。光明網が伝えた。
水かけ祭
華中科技大学の水かけ祭は2006年から始まった。当時のある1年生の学生が階下の学生に水をかけて怒られたのが発端で、後に同校の年に一度のお祭に変化した。
女子学生の日
中国の女子学生の日は1990年代初めの山東大学で誕生して各地の大学に広まったもので、広東工業大学の女子学生の日は最も代表的なものの一つとなっている。大学の女子学生への関心を呼びかけ、女子学生をアピールするこの記念日は一般に、国際女性デーの3月8日の前日、7日に行われる。この日、女子大生は男子学生から食事の配達や本の運搬、車での送り迎えなどの無料サービスを受け、全ての雑用を男子学生が行う慣わしとなっている。
男子学生の日
女子学生の日に女子学生が特別の待遇を受けることに男子学生が「嫉妬」して、「男女平等だ」と生み出されたのがこの記念日だ。多くの大学では清華大学の先例にならい、11月12日を「男子学生の日」としている。この日には校内のあちこちにこの日を祝う横断幕が掲げられ、男子学生寮の下では歌が歌われ、女子学生が男子学生の寝室を飾りつけ、男子学生に朝食やプレゼントなどを贈る。同日には清華大学周辺の各商店で男子学生向けのセールやキャンペーンなども行われる。
武漢大学の桜祭
3月下旬から4月上旬にかけて桜が開花すると、武漢大学の学生は「桜祭」を過ごす。学生たちはお祭の楽しさだけでなく、自然と一体となる精神的な体験を重視している。
光棍節(独身者の日)
南京の大学で生まれて徐々に全国の大学に広まった「光棍節」は、独身男性の人気を集めている。
「光棍節」は独特の記念日で、参加する人が増えるのにともない、大勢での会食や一人で食べる油条(細長い揚げパン)の飲食文化といった独自の文化も形成している。同日に大学では歌やダンス、バスケットボールの競技といった様々なイベントが行われる。この日、単身の学生は様々な方法で独り身の寂しさを紛らわせ、青春特有のムードに浸る。この記念日は矛盾に満ちた記念日だ。参加する人はいつかこの日を祝う必要がなくなることを願い、同日を楽しむとともに、独り身とはおさらばすることを希望する。
「人民網日本語版」2013年7月17日
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