8月28日、第3回「日中相互訪問プロジェクト」が北京で円満に幕を閉じた。今回のプロジェクトは日中交流学生団体京英会(きょうえいかい)の主催で、日中の12大学37名の学生が東京・福井・北京で2週間に渡り、日本語と中国語による討論・街頭調査・文化体験・ホームステイ等の交流活動を通し、相互理解を育んだ。
新しい取り組みとして、日中の歴史教科書を比較し、内容や記述方法の違いを発見し、認識のズレを埋める取り組みについて議論した。「学生による定期的な勉強会を組織すべき」などの結論が生まれた。現在の学生間の相互理解は、今後の日中関係の潤滑油となるに違いない。
(東京外国語大学 中山一貴) |