2012「笹川杯作文コンクール&全国大学日本知識大会」 入賞者による訪日紀行
日本科学協会からの呼びかけに応じて、中国人民大学と日本科学協会が主催した「笹川杯全国大学日本知識大会」と人民中国雑誌社、日本科学協会、中国青年報社の共催による「笹川杯作文コンクール」の入賞者28名が、7月24日から31日まで、日本を親善訪問した。訪日団一行は8日間の日程で東京、沖縄、大阪、京都などを訪れ、地元の日本人大学生や友好団体、一般市民との交流や社会体験を通じて互いの友好を深めた。
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成田空港で訪日団を迎える日本科学協会のスタッフたち |
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北京と上海からそれぞれ出発し、東京で合流した訪日団一行 |
25日午前、慶応義塾大学の学生たちが「中国人学生招聘事業実行委員会」を組織した。約20名のボランティアの案内で、訪日団一行は6つのグループに分かれて浅草寺、東京都庁、秋葉原、新宿、お台場、江戸博物館などを訪れ、温泉、茶道、日本料理などを楽しみ、社会や歴史から文化まで幅広く日本への理解を深めた。
古風さが漂う江戸博物館、秋葉原のにぎやかな電気屋街、まばゆいばかりの東京タワー、とりわけ日本人学生たちの熱烈な歓迎ともてなしが、初来日の中国の若者たちに強い印象を残した。浅草寺を観光した際、観光用人力車の車夫は学生たちが当日の午前に知り合ったばかりだと分かると、「マジですか?古くからの友だち同士だとばかり思っていましたよ。すごく仲がよさそうだから」と驚いていた。そのコメントからも彼らがすぐに打ち解けて、互いに友情が育んでいたことがうかがえる。
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訪日団と日本の有志学生など合計47名(東京ツアー) |
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浅草で人力車に乗る中国人青年たち |
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温泉にて |
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訪日団と日本人学生たちによる記念撮影 |
25日の夜、日本科学協会の大島美恵子会長の主催による歓迎会が開かれた。大島会長はあいさつに立ち、「皆さんの来日を心より歓迎いたします。中日関係がギクシャクしている状況下で、中日両国の若者たちによる交流と率直な対話は、相互理解を促進する上で非常に大切です。中国から来られた皆様には、この機会を通じて多くの友達をつくり、日本に対する理解を深め、日本の旅を楽しんでいただきたいと思います」と語った。日本知識大会訪日団の団長で中国人民大学の于素秋先生は、日本科学協会の中日交流への貢献そして日本人ボランティアの熱烈な歓迎やサポート、また彼らの労苦に対して感謝を表明した。そして彼女は「美しく、調和のとれた世界を築くためには私たちの努力が必要であり、中日関係の健全な発展のために私たちはともに努力しなければならない」と語った。
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歓迎会であいさつする日本科学協会の大島会長(右) |
歓迎会であいさつする中国人民大学の于先生 |
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熱気溢れる歓迎会の場景 |
中国人学生たちと和やかに歓談を楽しむ大島会長 |
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大島会長、中村健治常務理事と訪日団一同による記念撮影 |
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