2012「笹川杯作文コンクール&全国大学日本知識大会」 入賞者による訪日紀行
相互理解に交流は不可欠
日本財団の尾形武寿理事長は、現在の両国関係が国交正常化以来「最も悪い時期」を迎えており、日中両国の間で大小さまざまな問題が生じている。これらの問題は双方による理解の不十分に起因していると述べ、さらに両国の若者たちが討論会で交流を深めることは日中関係の将来の発展に役立ち、これからもこのような若者たちによる交流を継続的に企画したいと語った。
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討論会であいさつする尾形理事長 |
日本駐在の中国メディアから取材を受ける尾形理事長 |
当日の午後、中日両国の若者たちは8組に分けて料理対決を行った。日本財団食堂の料理長と3人のジャーナリストが審査員として、学生たちが作った水餃子や開口笑(中国菓子の一種、小麦粉や胡麻、砂糖でつくった揚げ物)、寿司やお好み焼きなどの地方色豊かな伝統食品を評定した結果、水餃子組が勝利を収めた。
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寿司の完成 |
水餃子の調理風景 |
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料理を試食しながら、評価する審査員たち |
料理長による結果発表 |
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期待を胸に結果発表を待つ選手たち |
期待を胸に結果発表を待つ選手たち |
期待を胸に結果発表を待つ選手たち当日の夜に行われた「日中POPソングクイズ大会」は、一日で最も楽しいひと時だった。中日両国の若者たちは、愉快な雰囲気の中で存分に交流を楽しみ、互いの親交がより深まった。彼らはそれぞれ未来の夢を語り、日本の学生たちは中国語を熱心に勉強して、中国で就職したいという願いを、中国の学生たちは一生懸命日本語を勉強して、日本で就職したいという願いをそれぞれ表明した。両国の若者たちは東京で3日間の楽しい時を過ごした。実行委員会の学生たちは、この3日間の活動や交流の写真をビデオにまとめ、交流活動の終了時に放映した。この貴重な映像は中国の若者たちの一生の思い出だ。
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交流イベントの成功を祝って乾杯 |
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