外交部(外務省)の洪磊報道官は2日の定例記者会見で、東中国海防空識別圏の設定は特定の国や目標を念頭に置いたものではなく、東中国海上空の通過の自由への影響はないと重ねて表明した。
--中国側は東中国海防空識別圏問題について日本、米国、韓国と多国間協議または2国間の意思疎通を行うか?
このところ、われわれは東中国海防空識別圏の設定に関する状況と中国側の立場を繰り返し紹介してきた。質問にあった関係国とも意思疎通を保っている。われわれが常に強調しているように、中国の東中国海防空識別圏設定は国家の主権と領土領空の安全を守り、東中国海上空の飛行の安全と秩序を維持するためであり、これは国際法と国際的慣例に合致し、特定の国や目標を念頭に置いたものではなく、東中国海上空の通過の自由への影響はない。防空識別圏の設定において中国は後から来た国であり、いくつかの国は40数年前にすでに防空識別圏を設定した。われわれは中国の理にかなった安全保障上の懸念と自衛権に対して関係国が理解と協調を示すことを希望する。
「人民網日本語版」2013年12月3日
|