在日本中国大使館は28日夜、中華人民共和国成立68周年ならびに中日国交正常化45周年記念レセプションを盛大に催した。日本の安倍晋三首相も出席し、挨拶で中国の建国68周年を祝った。自民党の二階俊博幹事長、河野太郎外務大臣、林芳正文部科学大臣、吉野正芳復興大臣、福田康夫元首相、鳩山由紀夫元首相、及び日本政界・経済界、各国の駐日外交官、中日友好団体関係者、在日華僑・華人、中国系企業関係者、留学生の代表ら2000人以上の来賓が出席した。人民網が伝えた。
程永華大使は挨拶で「中華人民共和国成立後68年間の歩みを振り返ると、中国人はみな感慨深く、大いに誇りを感じる。対外関係において、われわれは中国の特色ある大国外交を揺るぎなく推進し、協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係の構築を後押しし、人類運命共同体の構築に尽力して、国際社会の広範な呼応と支持を得ている。また、不均衡が拡大し、貿易と投資が低迷し、経済グローバル化が曲折をたどる混乱な状態の中で、中国はグローバル・ガバナンスに積極的に関与し、主導的に中国の知恵と案を示している」と指摘。
「中日国交正常化から29日で45年目を迎える。中日両国は平和共存・世々代々の友好という揺るぎない信念を継承・発揚し、苦労して得た中日関係発展の成果をより一層大切にし、守るべきだ。現在中日関係は徐々に改善に向かうとともに、複雑で敏感な問題にも直面している。中国側は終始中日関係を非常に重視し、一貫して中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識の精神を堅持し、平和・友好・協力という大きな方向性をしっかりと押さえ、両国関係の持続的で前向きな発展を後押しすることを主張している」と強調した。
程大使はまた「両国が大局と長期に立脚し、責任感と使命感を強め、心を尽くして両国関係の政治的な基礎を守り、中日は互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならず、互いの平和的な発展を支持するとの重要な共通認識を実際の行動によって実行に移し、たゆまず政治・戦略面の相互信頼を強化し、溝や摩擦を適切に管理・コントロールし、両国関係の正しい方向に沿った改善と発展を後押しすることを希望する」と呼びかけた。
安倍首相は挨拶で、日中国交正常化45周年に際し、日本政府を代表して心から祝意を表した。また「日中国交正常化の最初期、年間わずか数千人だった訪日中国人数は昨年には637万人に達し、世界最多となった。これは45年間に日中関係の得た急激な発展の象徴だ。こうした緊密な人的往来、緊密な経済的結びつき、さらに双方の文化交流は、両国が国交正常化以来積み重ねてきた貴重な財産だ」と指摘した。
河野外相は挨拶で「日本と中国は一衣帯水の隣国であり、国際情勢がどう変化しようとも、この事実は変えられない。日中関係は両国双方にとって最も重要な二国間関係の1つだ。日中両国は地域の平和と繁栄に対して欠かせぬ重大な責任を持つ」と指摘した。
二階幹事長、林文部科学大臣、吉野復興大臣も建国68周年に祝意を表した。
これについて中国外交部(外務省)の陸慷報道官は28日午後の定例記者会見で「在日本中国大使館主催のレセプションへの日本の指導者ら上層部の出席を歓迎する。中日国交正常化45周年は両国関係の重要な節目だ。日本側が中国側と同じ方向に向かい、45周年を契機に、歴史を鑑として未来に向かう精神に基づき、中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識を順守し、両国関係の政治的な基礎を守り、交流と協力を着実に展開し、両国関係の正しい方向への改善と発展を後押しすることを希望する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月29日
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