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アリババが年商3兆元を突破
世界最大の「ネット経済体」に

 

文=王浩

 

 

3月21日午後2時、アリババグループの2016会計年度のEコマース取引総額(GMV)が3兆元を突破した。これはアリババが今会計年度(2015年4月1日~2016年3月31日)にウォルマートを抜いて、世界最大の小売プラットフォームになったと見込まれることを意味している。2003年にタオバオネット(淘宝網)を設立して以来13年間、アリババはEコマース、金融、物流、クラウド・コンピューティング等のビジネスインフラ整備に世界が刮目する成果を挙げてきた。

 

アリババグループ会長・元最高経営責任者(CEO)の馬雲(ジャック・マー)氏は次のように述べた。「2003年にダオバオが誕生して以来、13年の歳月を費やして、世界最大の小売プラットフォームになることができた。これは新技術、新理念がもたらした全社会の資源との完全な調和であり、社会を共同参加させ、共同富裕にさせた賜物である」

 

国が提起した供給側の構造的改革という大きな背景の下で、アリババが持ち続けてきた目標は「2020会計年度に世界初の取引額6兆元プラットフォーム企業になること」であり、「2024年に、ビジネス環境のグローバル化に伴い、アリババをさらに20億人の消費者、数千万社の企業にサービスするビジネスプラットフォームになる」ことだ。

 

アリババグループCEO の張勇氏は次のように語った。「次の目標は取引額が6兆元を超えることだが、これはアリババが単に中国新経済の代表になるというだけでなく、世界経済に対して責任を持つということを意味している」。彼が見るところ、GMVは価値創造の表現方法のひとつだが、これだけではない、として次のように語った。「われわれは企業に提供する価値を単純な小売チャンネルから、ブランド知識、顧客管理、マネジメント・運営効率の向上、データの管理・分析、クラウド・コンピューティング等々を含む多元的なビジネスインフラサービスに変えていく」。

 

 

人民中国インターネット版

 

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