文・写真＝尹莉

　貴州省人民政府と中国銀行株式有限会社の共催による「2016中国・貴州内陸開放型経済テスト区クロスボーダー投資貿易商談会」（以下、「貴商会」と略す）は2016年11月9日～11日に貴州省の貴安新区で開催する。数カ国の駐中国大使館商務参事官や駐中国商会、一部の世界上位500社および国内外の大手企業が同商談会に参加し、貴州に総額1300億元の投資をもたらす見込みだ。このため、今回の「貴商会」は貴州企業の国際「お見合い」大会とも言える。

記者会見の様子

　盧雍政・貴州省副省長が10月24日に開かれた記者会見で明らかにすることによると、今回の「貴商会」のテーマは、「世界が貴州と分かち合い、貴州が世界に進出」で、五つの特徴と目玉がある。

　一、新たな主催メカニズム。今回の「貴商会」は政府、銀行、企業の共催によるもので、中国銀行が域外取引先資源の優位性を生かし、貴州企業と域外企業の協力にプラットホームを提供する。

　二、企業の参与度が高い。今回の「貴商会」は世界上位500社や中国駐在外国商務機構、貴州駐在外国商会、域外大手金融機構を含む100以上の企業を招き、参加人数は1200人を上回り、最も多くの外国企業が参加する経済貿易商談会となる。

盧雍政・貴州省副省長	王建・中国銀行中小企業部門総経理

三、商談内容が豊富。今回の「貴商会」は6ラウンドの「一対一」商談会を主催するほか、「内陸開放型経済テスト区と貴州発展サミット」や「国内外商会会長対話」、「中国・インド工商企業サミット」など数多くのイベントも行う予定だ。また、域外の企業がより深く貴州のことを知り、より多くのビジネスチャンスをつかむため、10の現地考察ルートも用意した。

四、所期成果が豊か。前期の企業ドッキング状況によって、協力意向を示すプロジェクトはすでに236項に上り、そのうち、投資関連プロジェクトは114項、貿易関連プロジェクトは122項で、契約総金額は1400億元を上回る見込みだ。

五、行き届いたサービス。貴州企業の「海外進出」と域外企業の「外資導入」を促進するため、今回の「貴商会」は1330社の貴州省重点企業を厳選し、これらの企業と域外企業による「一対一」商談会を724回も行う予定だ。「貴商会」現場では、企業に法律や会計、工商、税務などのサービスも提供する。

人民中国インターネット版