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北京で国際デザイナーおもちゃショー、軽視できない青少年の消費力

 

文、写真=高原

9月8日-10日、中国の大陸部で初の大規模なデザイナーおもちゃ展―第1回北京国際デザイナーおもちゃショー(BTS)が北京国家会議センター(ナショナルコンベンションセンター)で開催された。展覧面積は6000平方メートルを超え、アメリカ、ドイツ、日本、韓国、タイ、中国から110人余の有名なデザイナーや芸術家のブランドが北京に集まり、現在、最も流行しているデザイナーおもちゃの作品をもたらした。

 

展示会ロゴ前で記念撮影をしているおもちゃファン 

 

遊び心を忘るべからず

 

第1回BTSのスローガンは「Back to Play ―遊び心に戻る」だ。一般の人にとって、全てのおもちゃのデザインは「遊び」の心とは不可分だ。このBTSには、すでに幼年時代に別れを告げた大人たちに、忙しい仕事の合間に、おもちゃを愛した初心を忘れないで欲しいという願いが込められている。これは自分と周りの友達に楽しさをもたらすことができる大切な気持ちでもある。

 

韓国Chewyhamsバージョンのスーパーヒーロー   香港からのFluffy House 超人気

 香港デザイナーの作品「御守龙」  日本イラスト作家小夏の作品

 

ここで言う「デザイナーおもちゃ(中国語は潮流玩具)」は「アートおもちゃ」とも呼ばれ、前世紀末、香港でブームになり、その後世界中に広がった。「デザイナーおもちゃ」制作に取り組んできたアーティストはフィギュアをキャリアーにして、天馬が空を駆け巡るような自由な想像を展開し、デザイン言語によって自分の芸術思想を表している。このようなおもちゃは通常の場合、数量限定で販売されるので、愛好者が我先に買い集め、コレクションする。もっとも知られている「デザイナーおもちゃ」は日本のアーティスト奈良美智氏が2007年に制作した「眠れない人形」だ。元々の販売価格は7000元(約12万円)だったが、現在、オークションでは30万元(約510万円)を超えている。

 

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