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北京で国際デザイナーおもちゃショー、軽視できない青少年の消費力

 

脅威の青少年の消費力

 

中国の「デザイナーおもちゃ」市場は驚くべきスピードで拡大しつつあり、しかも、北京は中国の「デザイナーおもちゃ」のファンがもっとも多い都市の一つであることは、長い列に並んでいる人の数から読み取れる。入口の長い列に並んでいるだけでなく、会場内の数量限定のブース前にも長い列が出来ている。

 

 

 

 展示会でサインしているb.wing  2017JIA日本イラストコンテストで授賞したばかりの香港漫画家の作品「魔法師と友達」のブース

 

会場に入ると、モーリーのブースが一番人気だ。レイクブルーの目と金髪の女の子は香港のデザイナーのケニ―ウォンによってデザインされた。中国で「デザイナーおもちゃ」を販売する専門店ポップマートでは「ブラインドボックス」という形で販売され、多くの青少年に歓迎されている。「ブラインドボックス」とは、箱を開けるまで何が入っているかわからず、開けてから見られる。通常、同じシリーズの商品の中には10種類程度の普通アイテムと一つか二つの未発表のシークレットアイテムが入っている。シークレットアイテムに当たることは非常にうれしいことだ。ネット上の販売価格は普通のアイテムより何倍も高い。シークレットアイテムをゲットするために、一回に数十個の「ブラインドボックス」を買い、そして蓋を開けるところをネットでライブ配信する人がいて、視聴率が非常に高い。今回、モーリーフィギュアは展示会で4種類の数量限定販売を行い、一種類約200-3000個で、販売価格は最高1599元(約27万円)だったが、まもなく売り切れた。

 

 展示会でもっとも歓迎されている香港からのMollyおもちゃ

 

同じ「ブラインドボックス」の形で青少年に歓迎されたのは日本のメディコム・トイが出品したBE@RBRICK(ベアブリック)おもちゃ熊(くまのプーさん)だった。展覧会が開幕翌日にメディコム・トイのブースで展示されていた「くまのプーさん」は完売で、また数量限定の「くまのプーさん」を予約するために、多くの若者がブースの前で注文書を書くために行列を作っていた。

 

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