李栄融主任「国有企業はさらに減少の可能性も」

 新華社11月11日の報道によると、10日午後行われた記者会見で、国家経済貿易委員会の李栄融主任が、記者の質問に答えた。

 「最近、国の関連部門は『外資利用による国有企業再編の暫定規定』、『上場企業の国有株と法人株の外資系企業への譲渡に関する問題についての通知』『上場企業買収の管理方法』という三つの文書を発表した。これら3つの文書は(1)対外開放の拡大(2)外資利用による国有企業再編(3)国有企業改革の促進(4)国有経済全体の戦略的調整(5)市場の役割による資源配置の調整――などを重視するという精神で一致している。これらの3つの文書は、中国の国有経済の配置調整と国有企業改革促進に大きく影響することが期待される。人為的に適切な国有経済の比率を事前に設定することは難しい。国有企業の数をさらに削減し、国有経済の質を向上させることは確実である。私は数ではなく質が重要だと考えている。」(『人民中国』インターネット版 2002年11月12日)