中国共産党第16回大会レポート、
対台湾省の三大政策を公表

 新華網北京11月11日発 陳雲林・中国共産党十六回大会代表、中国共産党中央台湾弁公室主任は今日、新華網記者とのインタビューで、「江沢民同志はレポートに対台湾省政策を述べ、ここ13年間、特にここ5年間の台湾省と両岸関係の情勢に生じた変化とその主な特徴をまとめ、台湾問題対策の指導思想と作業の重点を明確にし、祖国統一事業を完成させる決心を示した。それは今後の台湾問題対策にとって重要な指導的意義がある」述べた。

 陳雲林主任は「中国共産党第十六回レポートは今後の台湾問題対策の指導思想を示した。一、平和的統一、一国二制度の基本的方針を堅持し、江沢民同志の両岸関係発展、祖国の平和的統一推進に関する主張8件を貫き、一つの中国を断固堅持し、台湾独立などの分離独立企みに反対し、一つの中国を原則としてできるだけ早く両岸対話・交渉を再開する。二、台湾の人々に希望を寄せるという方針を貫き、両岸経済・文化交流、人員交流を拡大させ、直接「通商、通信、通航」を実現させる。三、最大の誠意をもって、最大の努力を尽して平和的統一を実現させ、武力放棄の約束をしない。台湾問題を無期限に延ばすことを許さず、できるだけ早く祖国の完全な統一を実現させる。上記は中国が国家発展戦略によって台湾問題の総体的情勢を研究した上、下した決定である」と述べた。

 陳雲林主任は「我々は両岸関係の基本的な様相と発展の動向を全面的、正確に認識し、できるだけ早く台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現させる自信を強化しなければならない。我々は一つの中国という原則を堅持し、台湾分離独立などの分離行為に打撃を加えたことを重要な位置に置き、台湾分離独立の企みを容認しない。我々は一つの中国を原則として、一部の政治上の争議を棚上げし、できるだけ早く両岸対話・交渉を再開する。一つの中国という原則のもとで、どんな問題について話し合うことができる。我々は台湾の人々に希望を寄せるという方針を貫き、更に両岸の交流を拡大させ、両岸の直接「通信、通航、通商」を実現させ、両岸経済提携の新局面を開かなければならない」と述べた。

 陳雲林主任は「一国二制度は平和的統一を実現させるための最もよい選択である。我々は和平的統一を争うよう努力する。ただし、台湾分離勢力がいかなる形の台湾独立事変を起こしても、我々は断固たる措置を取り、それを粉砕する」と強調した。

(「新華ネット」より 2002年11月12日)