11月12日、16大ニュースセンターで記者会見が開かれ、国務院西部開発弁公室の李子彬副主任が、西部開発の重要インフラ工事を全面的に開始した状況を紹介した。
李副主任は、重慶、四川、貴州、雲南、チベット、陜西、甘粛、青海、寧夏、新疆、内蒙古、広西の12省・直轄市・自治区を含む面積685万平方キロ、人口3億6400万の西部地区は、経済が相対的に遅れている地区であると述べた。
2000年、党中央は西部大開発戦略を開始した。3年を経て、西部地区では、36のインフラ重点プロジェクトが始まり、投資総額は6000億元になった。青海・チベット鉄道、西気東輸(西部のガスを沿海部に送る)、西電東送(西部の電気を沿海部に送る)、主要道路建設、水利中枢建設などの重要プロジェクトは、全面的にスタートした。それらのプロジェクトは以下の通りである。30の大型ダムを建設または修築。5万キロ(うち、高速道路2万9000キロ)の新道路が開通。鉄道の新路線1641キロ、複線化1311キロ、電化1370キロ。31の空港の新設または拡張。西気東輸プロジェクトでは新疆から南下し上海までの全長4000キロを建設。西電東送プロジェクトでは最大設備容量2200万キロワット、500キロボルトの送電線全長6770キロを建設。通信設備では、幹線光ケーブル伝送網及び農村電話プロジェクトなどにより、西部地区の固定電話4000万台、携帯電話4500万台を実現した。
李副主任は次のように述べた。西部地区の農村で、「電気を農村まで」「ラジオ・テレビを農村まで」というプロジェクトの実施により、699の電気が不通だった郷鎮に電気が通り、97%の村でラジオ・テレビを受信できるようになった。同時に、三年で28億元を投資し、1300万の農民の飲料水問題を解決した。これらは、農民の生産と生活を大幅に改善した。(本誌記者 丘桓興)
(『人民中国』インターネット版 2002年11月13日)
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