【第6回党大会】
 

1928年6月18日から7月11日まで、第6回党大会がモスクワで開かれた。出席した代表は142人だった。

会議は政治、軍事、組織、土地問題、農民問題と労働運動に関する14項目の決議を採択した。これらの決議は「中国社会の性質は依然として半植民地、半封建の社会であり、現段階における中国革命の性質は、ブルジョア民主主義革命である。現在の政治情勢は、革命の高潮期と高潮期の谷間にあり、党の全体的任務は進撃ではなく、大衆を獲得し、暴動を準備することである」と指摘した。

会議はまた中国革命の現段階における十大政治綱領を制定した。その綱領では、党の建設、労働運動、農民の運動、紅軍、根拠地の建設についての各項の政策を制定し、"左"と右の日和見主義の誤り、とくに盲目主義の誤りを批判した。

会議はまた、委員23人、候補委員13人からなる中央委員会を選出した。そして中央政治局常務委員会は向忠発、周恩来ら8人で構成され、主席に向忠発が選ばれた。

この大会が制定した路線は基本的に正しく、後の中国革命の発展に対して積極的な役割を果たした。しかし欠陥もあった。即ち中産階級の役割や反動勢力内部の矛盾に対して正しい見方と政策に欠けていた。とくに中国革命の長期性と農村革命根拠地の重要な意義に対する認識が足りず、依然として都市工作を全党の活動の中心に据えた。これは、中国革命の発展に消極的な影響を及ぼした。

 
 
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