中国銀行業の改革推進(1)国有商業銀行改革を実現

5年前、海外メディアや機関がこぞって、技術面で破産の危機に瀕していると悲観的な予測を浴びせられていた中国銀行業だが、改革を経て飛躍的な発展を遂げ、今では世界のトップの仲間入りを果たし、その国際的な名声は高まり続けている。

  中国がWTOに加盟したばかりの5年前、金融業は一連の深刻な問題や課題に直面していた。中国政府は2003年末、タイミングと情勢を推し量り、中国銀行と中国建設銀行の株式制移行モデル事業を試行、国有独資商業銀行改革の序幕が正式に開けられた。その後、交通銀行や中国工商銀行の株式制改革が次々とスタートした。

  これらの国有商業銀行は2005年以降、続々と株式市場に上場した。交通銀行と建設銀行は2005年6月と同年10月に前後して香港株式市場に上場。中国銀行は2006年6月と同年7月、中国商業銀行として初めてH株+A株上場の形式を実行、香港市場と上海市場に上場した。工商銀行は銀行業初の国内・海外同時上場を果たし、2006年10月にA株市場とH株市場に上場した。

  5年前に技術面で破産の危機にあった国有商業銀行は、改革を経て、ある程度の国際的認知度を備えた国有大型商業銀行に転身した。

「人民網日本語版」2007年10月9日

 

 
 
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