中国銀行業の改革推進(4)高まる国際的評価

最新の統計データから、中国銀行業の新たな一面がうかがえる。

▽資産の質の明らかな向上

主要商業銀行の不良債権は残高・債券率がともに低下する「双子の低下」を続けており、今年6月末現在、全国銀行業取り扱い金融機関の不良債権率は6.45%で、02年末の23.6%から大きく低下した。

  ▽資本の実力・充足ぶりが目立って強化

  03年末現在、中国には自己資本率8%を達成した銀行が8行しかなかったが、今年6月末には125行に達した。自己資本率8%を達成した銀行の資産が銀行業取り扱い金融機関の資本全体に占める割合は、03年末の0.6%から今年6月末は78.3%に上昇した。

  ▽営利力が目立って強化

  主要商業銀行の税引き前利益は02年末の364億元から06年末は2409億元に増加した。今年上半期の銀行業取り扱い金融機関の税引き後利益は2544億3千万元に達した。

  中国銀行業の対外的イメージと市場での信用度は大きく変わった。今年7月、英国経済誌「バンカーズ」が発表した世界銀行上位1千行の最新ランキングには、主要中国資本銀行31行がすべて選ばれている。今年9月末現在、世界の上場銀行の時価総額ベスト10では、中国工商銀行が1位、中国建設銀行が5位、中国銀行が6位にそれぞれ選ばれた。世界的な格付け機関も数年来、中国銀行業への評価を数回にわたり引き上げている。こうした変化は、中国銀行業が5年間に及ぶ改革を経て大きく発展したことの真実の反映だ。

「人民網日本語版」2007年10月9日

 
 
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