中国共産党第十七回全国代表大会は15日人民大会堂で開幕し、席上胡錦涛総書記が報告を行いましたが、前日本駐在大使で中国外務省の王毅次官はこの報告を高く評価しました。
王毅次官は、「この報告の内容が非常に豊富である。特に外交に関しては、いくつかの重要な理念が提出された。たとえば、平和発展の道を堅持すること、互恵協力と開放的な戦略を堅持することだそれだ。この理念と戦略は今後の中国外交発展の方向性をはっきりと示すと共に、国際社会の注目にも答えた。またこれは、一つの大国として中国は世界の平和発展のために貢献していくことを表明している」と述べました。
また、調和の取れた社会作りと外交事業との関係について、王毅次官は「これはわれわれの外交上の目標である。これは中国と世界との関係を表すと共に、中国がどのような世界の構築を望んでいるかがわかる。調和の取れた社会作りという主張は世界各国の人々に理解され、支持されるだろう」と述べました。
王毅次官はさらに「調和の取れた社会を築き上げるためには、まず周辺国との関係改善が必要だ。日本は中国の重要な隣国の一つである。中日双方がすでに確立された原則を守れば、中日関係の前途が非常に明るくになるに違いない」と述べました。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007/10/15 |