中央政府の農業を支持する力が絶えず大きくなるのにともない、社会主義新農村の建設は安定して推進され、中国の「三農」(農業、農村、農民)の発展は、歴史上もっとも良い時期に入りつつある。つまり農業は連年豊作であり、農民は連年増収になり、農村の経済と社会は生き生きと発展している。
今年上半期、全国の農民の一人当たりの現金収入は2111元であり、前年同期と比べ13.3%増加し、1995年以来、増加率はもっとも大きくなった。同時に、農業の生産構造も絶えず改良され、綿花、砂糖、油、果物などの効率の高い経済作物は安定して発展し、牧畜業、漁業の発展の速度も加速された。
2004年以来、中央政府の財政が、実際に「三農」のために使われた各項の支出は、逐年増加し、今年は3917億元に達した。農業と農村の発展の基礎は絶えず強化され、社会主義新農村の建設の各項の事業は新たな成果を得た。
それは以下のようなものである。
――農業の産業化に新たな進展があった。農民の専業合作組織が盛んに発展し、「一村一品」の発展を促進した。2006年末までに、全国の各種の農業産業化組織の総数は15万4842に達し、これに9098万戸の農民が参加した。各種の産業化された組織は、栽培業の生産基地13万ムー(1ムーは6.667アール)、養殖水面9570万ムー、家畜飼育頭数14億6000万頭をもたらした。
――農産物の品質の安全水準が絶えず高まった。現代の農業の規格化された生産理念が次第に人々に意識され、現在、国家レベルと省レベルの農業規格化モデル区が4139カ所、すでに設立され、その面積は5億余ムーに達し、優良ブランドの農産物の市場占有率は安定的に高まっている。
――農民が都市に出て働く環境は絶えず改善され、農村労働力が出稼ぎによって得る収入は増加し続けている。2006年、出稼ぎの農村労働力の月平均賃金の水準は958元で、前年比で103元、12.1%増加し、増加率は前年に比べ6ポイント高まった。
――今年6月末までに、全国の7億2000万の農民が新型の「農村合作医療」(農民が20%wを、中央政府と地方政府が80%を出資する医療基金システム)に参加し、農民の「病気になってもなかなか診てもらえないし、薬も高い」という問題は次第に緩和された。農村の最低生活保障制度はすでに2068万人がその恩恵を受けている。義務教育の段階では貧しい農村で「両免一補」(教科書費と雑費を免除し、寄宿舎の費用を補助する政策)が実施され、今年、農村の1億5000万の小中学生がいる家庭の負担が軽減された。
人民中国インターネット版 2007/10/19 |