隣の家常菜(家庭料理)
「隣の家常菜」は、ごく簡単に作ることができる家庭料理だ。このコーナーでは今年から、本社の社員に「お隣さん」として登場してもらい、自慢の料理をそれぞれご紹介する計画だ。読者の皆さんには、社員たちを身近に感じてもらうとともに、一般的な家庭料理の作り方をお教えしたいと思う。
トップバッターは、財務主任の邵春恵さんだ。邵さんは邵一家の名料理人で、彼女が作る豚足のしょうゆ煮やトマト入りギョウザは、「プロ顔負けの味」として評判も高い。その邵さんが今回作ってくれたのが、エビとカシューナッツの炒めだ。 おつまみとしてよく知られるカシューナッツは、熱帯アメリカ原産の常緑果樹カシューの種子だ。腎臓形で、大きさは約2・5センチ。現在は中国の南方でも栽培されている。炒ったり、油で揚げたり、塩漬けにしたり、砂糖をからめたり、と広く食用にされていて、中国料理ではよく肉と合わせて炒められる。香ばしさの引き立つ「鶏肉とカシューナッツの炒め」などは、その代表選手だろう。 邵さんが腕をふるったエビとカシューナッツの炒めの作り方は、次のとおり。
中温の揚げ油にカシューナッツ百グラムを入れ、こんがりと揚がったら、ジャーレンまたはこし器を使って、油をよく切る(カシューナッツはしばらく冷ますことで、色が黄金に変わる)。 赤ピーマンとピーマン各一個は一センチ角に、キュウリ二分の一本は皮をむいてサイコロ状に切る。ネギは斜め切りに、ショウガは千切りにする。 中華鍋に油を熱し、ネギとショウガ、エビを加えて炒める。エビに火が通れば、ピーマン、キュウリにトマトケチャップ40グラム、砂糖30グラム、酢少々を加え、すばやく炒める。皿に盛り付け、カシューナッツをきれいに飾ってできあがり。 [材料](3人分) [材料] トマトケチャップ……40CC |