隣の家常菜(家庭料理)
鮮やかな緑色で、シャキシャキとした食感のセロリは、栄養価が高いことで知られる。日ごろからよく摂取すれば、血圧を下げたり、食欲を増進したりするのに効果的だとされる。いわば、安くておいしい「健康野菜」なのである。 一方、ユリ科植物の鱗茎である百合根は、白色で甘味があり、こちらも歯ざわりがいいのが特徴だ。くだものや野菜のサラダに加えることもできるし、日干しにしたものは漢方薬の一種にもなる。それは、「野菜の朝鮮ニンジン」とも呼ばれて名高い薬用植物である。
セロリと百合根は、食感や栄養価、色彩の組み合わせがピッタリの食材だ。その二つを合わせて炒めた「西芹百合」を、本社編集部の編集記者、侯若虹さんが紹介してくれた。 セロリにはいろいろな種類があるが、中国では外国の品種を輸入して、栽培したセロリを「西芹」(オランダゼリ)と呼んでいる。西芹は、茎が太くて身が固い。切り口も大きいので、百合根との炒めには最適のコンビネーションだ。西芹百合の作り方は、次のとおり。 @セロリは葉を取りさり、水でよく洗ってから、厚さ5ミリ、長さ3センチほどの斜め切りにする。 D中華鍋にサラダ油を熱し、細かく刻んだネギとショウガを入れて、軽く炒める。 [材料](3人分) |