家にある景徳鎮の宝物 奈良県香芝市 吉川昇三

 景徳鎮の記事を読み、懐かしく思いました。以前、江西省九江市との姉妹都市提携の計画が持ち上がり、何度も同市を訪問しました。その都度景徳鎮に立ち寄り、製品を見て心がおどったものです。現在の写真では素晴らしい都市になっていました。私たちがよく足を運んだ当時は、赤レンガの工場地帯で、煙突が立ち並び、黒い煙が各所で見られました。また製品を購入しても割れ物のため苦労して持って帰ったものです。しかし、家の中では宝物の存在です。

文化保存と近代化 東京都八王子市 中條淳之

 北京を訪れるたびに、四合院のある場所を散策するのが楽しみでした。それが、急速な近代化に押されて今はその姿を見ることはほとんどできません。六月号に陝西省党家村に四合院が多く残っていることが紹介されていました。その光景を見て心が安らぎました。文化を保存することと近代化の必要性をどのように調和すればよいのか、たいへん難しい問題だと思います。いつか党家村を訪れるのを楽しみにしております。

忘れられない四合院 千葉県市川市 萩原親子

 四合院の記事を読んだ時、非常に懐かしく思いました。日中学院で学んだ教科書の中で、一番興味深く、一番中国らしく、一番忘れられないのは四合院の勉強でした。近代的な建築が多くなって来ましたので、余計に四合院を大切に保存してほしいだけでなく、同時に大衆にもその重要性を知らせてほしいと思います。

学ぶ姿勢を見習う     東京都千代田区 小林寿美子

 「多様化する『学び』で人生豊かに」を読んで、中国人と比べ、日本人はなまけ者だと思った。「できない」と、夢があっても何でも人のせいにしてあきらめてしまう。それに比べ、どんなに小さな可能性でも無駄にせず、精一杯努力する中国人の姿は、日本人、もちろん私も姿勢を正して見習うべきであろう。

中国人力士の健闘祈る 静岡県天竜市 河合 昭

 大相撲の二回目の訪中公演の一行に、中国出身の力士を代表する、三段目の仲の国さんが加わっていることに特に関心を持ちました。長い歴史の中でも、やっと一%足らずの貴国出身の力士の中にあって、わずか二場所で三段目のポストを占め、まだ髷のない頭のままで中国場所に臨んだ同人の健闘を陰ながら祈っているところです。

中国東北部でも植樹 横浜市磯子区 田原和夫

 中国東北部の黒竜江省東寧県には旧日本軍の要塞が残されています。その要塞群の丘の上に「中日和平林」と名付けて、数年前から「東寧の丘に桜を植える会」(代表:今井昭治氏)の手で桜の植林が進められています。盧溝橋でJR総連による桜の植樹が進められたとの記事を読み、中国東北部の辺地でも和平の祈りをこめた桜の植樹が成功しつつあることをお知らせします。

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