編 集 後 記】(11月号)

 ▽1964年9月27日、中日の国交が正常化されていない中、日本人記者九人と中国人記者七人が相手国の首都に降り立ちました。中日間で記者の派遣が始まったのです。それから四十年来、中日関係は大きく変化し両国のメディアはたくさんの報道を行ってきました。大部分の報道は両国の理解と交流を進めるために、国交正常化・平和友好条約の締結を促進し、友好協力関係を絶え間なく発展させる積極的な働きをしてきました。そして四十年後、一部の派遣記者が北京に集いました。詳細は高原記者のレポートをご覧下さい。

 ▽中日国交正常化30周年の2002年、日本では二枚の記念切手を発行されました。その一枚には在日中国人画家・王伝峰さんの「源遠流長」が選ばれました。今年は中国人民対外友好協会成立五十周年であるのを記念して、中国美術館と中国国家博物館で王伝峰さんの作品展が開催されます。「放談ざっくばらん」のコーナーにご本人から日本語でご寄稿いただきました。中日民間文化交流について独自の見解を述べています。
 
 ▽特集は「広がるボランティアの輪」です。中国で盛んに発展しているボランティアの活動状況を紹介しています。ボランティア活動は中国の今後を変えていくかもしれません。
 
 ▽今期締め切り直前に、『人民中国』の創刊者・康大川氏が病気のため死去しました。中国書籍懇話会、日中文化交流協会、日中友好協会、中国広告社及び生前親しかった各界の友人から弔電をいただきました。この場を借りてささやかながら感謝の意を表します。(編集長 王衆一)