1月6日、中国の13億人目の生命が誕生した。13億人に達するのを、当初の予想より4年遅らせることができた。
中国の人口や資源、結婚・育児の問題は、再び人々の関心を集めているが、最も注目されているのは高齢化問題である。
国連の「第2回高齢者問題世界会議」で発表されたデータによると、2002年、中国の高齢者人口はすでに1億3200万人に達し、総人口の10.3%を占めている。2025年には、高齢者人口は総人口の20%を占め、5人に1人は高齢者となる。
人口を抑制するために、中国は長期にわたって計画出産政策を全面的に推し進めてきた。そして、3億人以上少なく出産したと同時に、高齢者を扶養する労働力も3億人減少した。高齢化の加速により、高齢者扶養率は1964年の6.4%から2002年は11.6%に上昇。専門家によると、2050年には扶養率は70%に達するという。
スイス、日本などの先進国が高齢化社会に入った際、1人当たりGDPは1〜3万米ドルに達していた。しかし中国の2002年の1人当たりGDPはわずか980米ドル。経済発展はまだ中・低レベルだが、高齢化の水準は先進国に並び、豊かになる前に高齢化が進むという現象が現れている。
『新民週刊』 スマトラ沖災害からの教訓
2004年12月26日のスマトラ沖大地震・津波は、十数万人の生命を奪い、今でも多くの人々が不安な日々を過ごしている。この災害から、人々は深く反省を始めた。
実は被災の4日前、インドの専門家がインド洋の海底大地震の震央と発生時間を予測していた。アメリカの海洋大気庁も災害を予測していたが、この地域と連絡する方法がなかった。つまり、早期警報メカニズムの設立が当面の急務なのだ。
タイ政府は、いかなる代価も惜しまず、先進的な地震と津波予報システムを必ず設立し、今後の被災地の建築計画と構造においても津波を考慮する心構えである。
中国は今回の災害の中心地から離れてはいたが、憂慮すべき点が1つある。津波経験が少ないため、早期警報メカニズムがまだ設立されていないことである。中国の沿海部も津波の被害を受ける可能性は無視できないので、必ず早期警報メカニズムや技術システムの設立を考えなければならないと専門家は述べている。
中国は現在、津波の早期警報メカニズムについて真剣に検討する段階にあり、多くの専門家はできるだけ早く「第11次5カ年計画」の期間に設立すべきだと呼びかけている。
『中国チベット』ポタラ宮、最大の補修工事
チベット自治区のポタラ宮の2期工事は、着工からすでに3年が経ち、順調に進んでいる。そのうち一部の補修工事はすでに完工し、ダライ・ラマ8、9世の霊塔殿などの補修と壁画の修復作業も着工している。
ポタラ宮は1989年10月から1994年8月まで、5年の歳月をかけて1期工事を行った。かかった費用は5300万元、補修面積は3万3900平方メートル。1期工事は主に地上の建物の老朽した梁や柱などの交換や補強を行い、ポタラ宮の消防条件に影響を与える電線路を改造し、隠れた危険を基本的に取り除いた。
2002年6月に始まった2期工事は、ポタラ宮の歴史上最大の補修工事であり、総額1億7000万元が投入される。従来の姿に補修することを原則に、一部新しい技術も取り入れ、ポタラ宮の建築基礎の補強に重点を置く。たとえば、地盤の補強・補修や屋根の浸水問題の解決など。また、関連部門は系統的な消防安全設計を取り入れ、今回の補修の難点を解決する。
2期工事が終わると、地上の問題はすべて解決され、ポタラ宮は今後50年、大きな補修を行わなくてもよくなる。
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