【趙さんの一言】
「舞台上の3分間は舞台裏の3年間」という言葉のとおり、立派な舞踊家になるために、毎日努力を続けています。

 舞台に立つ道を歩むようになったのは、子どもの頃の偶然からだった。7歳の頃、中国でとても有名な朝鮮舞踊の舞踊家のステージを見た。軽やかで優雅なその姿に、いっぺんで引き込まれた。このときにはもう、舞踊を一生の仕事にしようと心に決めていた。

 あくせくせず、ゆったりとした生活を好む。舞踊団の公演のため、これまでに十数カ国を訪れているが、一番のお気に入りはフランスのパリだ。ルーブル宮殿や凱旋門には色濃く文芸の香りが漂い、街角でコーヒーを飲みながら風景を眺めるというのんびりした生活をとても快く感じた。「アメリカのように、ビジネスバッグを小脇に抱えて、せかせかと走り回ってはいません」と笑いながら話す。

 「双子座」だからか、自分の性格にも二面性があると感じている。明るく振舞っていたかと思うと、突然黙り込み、静かに1人の時間を過ごす。
 
 ボーイフレンドとは同僚の紹介で知り合った。彼はとても思いやりがある人で、一緒にいると大きな安心感がある。来年にも結婚する予定だ。


   
[AM8:30]
マイカーで出勤。今日は夜に公演があるので、9時から練習を始める。
  [AM10:30]
同僚と一緒に下稽古。お昼をはさみ、午後も稽古を続ける。何度も公演しているステージなので稽古は順調に進む。

 
   
[PM4:00]
今夜の公演について団長から説明を聞いた後、いったん家へ帰る。今日は父親の誕生日なので、ケーキを買いに行く。
  [PM5:30]
劇場で同僚たちと合流。衣装を身に着けたりメークをしたりと、公演の準備をする。7時に開演、民族舞踊を披露。

 
   
[PM8:30]
ステージが無事に終了。自宅近くのレストランで両親やボーイフレンドと一緒に食事。父親の誕生日を祝う。
  [PM10:00]
自室でボーイフレンドとおしゃべり。彼とのたわいない会話で、一日の疲れが取れる。12時に就寝。
 

【お部屋 拝見! 】


部屋の広さは15平方メートル。姉と一緒に使っている。部屋の中には2台のベッドのほかに、勉強机とナイトテーブルがあり、勉強机は姉が勉強するのに、ナイトテーブルは趙さんが物を飾るのに使っている。

 

 
持ち物
チェック!
  500元で購入した革のバッグ。大きさが手ごろで丈夫なのでいつも持ち歩いている。


 
 

団員証

 

 

化粧品。ディオールやMARY KAYを愛用している

 

  ノキアの携帯電話。昨年の誕生日にボーイフレンドからプレゼントされた

 


  愛車のホンダ・フィットサルーン(約9万元)の鍵と自宅の鍵。それぞれに小さなぬいぐるみのキーホルダーをつけている  

 
 
【プロフィール】 1981年雲南省大理市生まれ。93〜98年、雲南芸術学院付属中学で舞踊を学び、卒業後、雲南省歌舞劇院民族舞踊団に入団。2000年に重慶市で開催された「中国『孔雀杯』舞踊大会」で第3位、2001年の「第7回雲南省青年舞踊家大会」で第2位を獲得。

  本社:中国北京西城区車公荘大街3号
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