『人民中国』はこの8月号から、日本でも印刷を開始しました。これまでは中国で印刷し、船便で運んでいましたが、今後は日本で印刷された『人民中国』が、日本の読者の皆様に届くことになります。
7月29日正午、東京のホテル・ニューオータニーの「麗の間」は、古い友人や新しい友人が一堂に会し、うきうきした雰囲気に包まれていました。『人民中国』の日本印刷のスタートをともに祝ったのです。
今回のレセプションに出席した中日両国の来賓は、あわせて130人余り。日本側は政界、経済界の方々、出版界の同業の人たち、メディア関係者、各地から来た読者代表ら百人余りが、中国側は、国務院新聞弁公室の趙啓正主任、蔡名照副主任、王毅大使をはじめ国務院新聞弁公室、駐日中国大使館、中国外文局の代表30人近くが出席しました。
レセプションは人民中国雑誌社の于明新社長が主宰し、蔡名照副主任、王毅大使および発行担当の代理店、日中友好団体、愛読者代表が次々に発言し、『人民中国』の日本での印刷実現を祝うとともに、『人民中国』が今後、両国人民の相互理解を深める上でさらに大きな役割を発揮するように期待すると述べました。
最後に乾杯の音頭をとった趙啓正主任は、「『人民中国』が日本で印刷できるようになったことは、ちょうど老木に新芽が生えてきて、新しい生気が蘇ったようなものだ」と熱っぽく語りました。
蔡名照副主任は基調報告し、こう述べました。
「すでに52年の歴史を持つ『人民中国』は、この数年、誌面改革や編集方針の見直しを実施し、ベテランの日本人専門家を招聘し、編集委員兼編集顧問として、雑誌づくりに参与してもらうなどの措置をとってきました。これによって『人民中国』は、雑誌のレイアウトから内容まで、さらに一歩、日本の読者にとって身近なものになり、日本での影響力はますます大きくなっています。さらに読者の声によく耳を傾け、読者に喜ばれる雑誌を作るため、また原稿締め切りから発行までの時間を短縮し、雑誌の速報性を強化するため、8月号から日本での印刷を開始することになりました。これは、『人民中国』がもう一度、うれしい一歩を踏み出したことを意味し、発展の一里塚としての意義を持つ出来事だと言えるでしょう」
『人民中国』の読者を代表して挨拶した中川健造氏はこんな比喩で、『人民中国』の日本印刷開始を祝ってくれました。
「雛が孵るとき、母鶏は雛といっしょに、卵の外側と内側から殻を突付いて割る。このように内と外とが相呼応して生まれることを『サイ啄』といいます。いま、『人民中国』が日本での印刷を実現したことによって、まさにこの話のように、雑誌の編集・企画部門と読者が互いに呼応し合い、雑誌がさらに大きく発展することができるようになるでしょう」
熱烈で友好的な雰囲気の中で、中日両国の新旧の友人たちは、『人民中国』の日本印刷を祝うとともに、これを契機として、さらに編集・企画の能力を高め、広範な愛読者に中国の真の姿を紹介してほしいと言っていました。
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