▽多くの読者が関心を抱いている帰国留学生の起業をテーマに選ぶにあたり、私たちは準備に長い時間をかけました。今年後半、編集部は北京市海淀区に「中関村科技園区」があり、その傘下に14カ所の帰国留学生の創業園が出来ていることを知りました。さらに「『海帰』孵化園」というよいネーミングも。そこで特集は、「中関村国際孵化園」を中心に、海外留学生が帰国して起業する状況を紹介しました。このテーマについては、今後も注目し続けます。
▽経済発展は中国に大きな変化をもたらしました。しかし今後の発展は、人口・資源・環境と協調させる必要があります。この点について、中国の指導者たちは共通認識に至っています。「チャイナスコープ」では、現在の最新認識を伝えました。
▽スウェーデンの探検家ウェン・ヘディンがロプノールに到達した際、そこは湖でした。しかし今では砂の海と化しています。ある身体障害者の青年が車椅子でこの「死の海」をわたるという挑戦に、本誌の魯忠民カメラマンは同行し、その姿をカメラに収めました。魯忠民は、「彼の困難な旅は感動を伝え、この感動は私たちに、自分の限界を越え、改めて大自然と打ち解けることの意義を教えてくれます」と話しています。
▽本誌の新人記者・于文は今年7月、日本で開かれた中日友好写真展に参加しました。この期間、彼は多くの日本人に中国の変化を理解してもらおうと努力し、同時に、自らも改めて日本を認識しました。この体験をレポートに綴っています。こうした努力が、民間レベルでの両国関係の改善を推し進める力になってほしいと願います。(編集長 王衆一)
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