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10月6日、国際交流基金の招待を受けて、中国天津市視覚障害者日本語訓練学校の卒業生4人が、日本点字図書館(東京都新宿区高田馬場)を訪ねました。 日本点字図書館は、日本全国の視覚障害者を対象に、点字・録音図書や雑誌の製作と貸し出し、盲人用具の開発と販売などの事業を行っています。 見学のために日本点字図書館を訪れた4人ですが、点字図書を借りることができると聞き、流暢な日本語を使って、さっそく同図書館の貸し出しサービスに登録しました。このサービスは、電話やEメールなどで貸し出しの申し込みをすれば、借りたい点字図書が、郵送無料で送られてきます。 |
小さい頃から京劇を勉強し、受賞歴もある劉宝萍さん(22歳)は、「日本に比べて、中国は施設の面でまだまだ遅れています。例えば、点字ブロックがあっても、それを意識する人は少ない。 しかし日本が、障害者にとって便利になったのは最近のことで、視覚障害者自身とボランティアの努力の結果によるものだったということを、今回の交流を通じて知りました。中国に帰ったら、私たち自身もボランティア精神を発揮して、積極的に活動していきたい」と、訪日で感じたことを語ってくれました。 青木理事長は、「日本で得た経験を中国で活かしてほしい」と、4人の研修生たちに期待しています。 (東京支局長 林崇珍=文・写真)
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