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『中国新聞週刊』 チベットの40年

 チベット自治区は、1965年から民主改革を始め、今年で40年になる。この間、どのような変化があったのだろうか。

 民主改革前、総人口の95%を占める庶民のほとんどは教育を受ける機会がなかった。65年に教育が普及し人々が学校へ行くようになってから、中国各地の中・高等教育機関も、チベットの人材育成を開始した。今年8月までに、中国各地が受け入れたチベットの中・高校生は6万人余り、大学生は6500人余りに上る。

 以前、チベットの牧畜民は馬に乗りテントを運んで遊牧生活を送っていた。そこで、自然界への依存がとても大きかった。今は定住し、自動車に乗ってヤクや羊をきちんと決められた牧場に放牧し、安定した生活を送っている。ラサの若者は中国各地の同年代の人々と同じように、流行の服に身を包み、カラオケを歌う。また、サッカーを楽しみバーに入り浸る。

 急速な発展と同時に、伝統文化の保護も重視し、国家は3億3000万元を投入して民間文化の収集と整理を行っている。チベットの仏教、医薬、服飾などに惹かれる研究者や愛好者も増えている。チベットの伝統文化は、経済発展に伴い、ますます盛んになっている。

『新民週刊』 「NO世代」

 中国の都市部の若者たちの中には、年齢上は成年に達しているのにも関わらず、アニメや漫画、コンピュータ・ゲームにはまり、流行の最先端を追いかけ、「その場の満足」だけを享受している者がいる。彼らは仕事もせず、蓄えもなく、結婚もせず、子どもも作らない。伝統的な生活様式に「NO」と言っているので、「NO世代」と称される。

 日本青少年研究所の千石保所長は、「消費社会に突入すると、物質の豊かさのために、若者は産業社会の単調な毎日に我慢できず、仕事にはオシャレさやムードを追い求めるようになる」と述べたことがある。中国の「NO世代」と日本の「新人類」はこの点で似ている。異なる点は、中国のこのような見かけだけオシャレな職で得られる収入は、若者が追い求める「体面」を保つ生活を送るには足りないということだ。

 中国の一部の専門家は、これがもたらす若者の社会に対する責任感の欠如と若者の犯罪率の上昇に気をもみ、「NO世代」を中国伝統の道徳文化の規範下に戻すよう努めている。しかし、一部の若者たちはそれを拒絶したり、できるだけ後に延ばそうとしたりしている。

『三聯生活週刊』 伝統の住居に戻る?

 張敬淦さんは子どもの頃、四合院(中国の伝統的な住宅)に住んでいた。庭には数本のクワの木があり、毎年たくさんの甘いクワの実が採れた。また、屋根に登って青空を飛ぶハトを仰ぐこともできた。伝統的な住居の中には、空も地面もあり、門を閉めると、空気や木々、月の光を静かに感じることができた。

 中国の不動産は20年余りの発展を経て、画一的に整えられた住居がかつての庭園、隣近所、胡同(横町)、路地に取って代わった。これにより、多くの人々は安住の地を手に入れたが、昔のような居住環境の情緒は減ってしまった。そこで、かつての「人間と自然が調和」し、温情がある住居を追憶し、再認識し始める人が増えてきた。

 建築家たちも伝統と現代を結合させ、居住者に十分な空間だけでなく、文化の中での生活を提供するようになった。

 王樹氏が設計した住宅ビルは、各世帯にテラスが付いており、もしそこに植物を植えれば、空中ガーデンのようになる。彼の理想は、居住者が(外からビルを見上げたとき)、「私の家は16階よ」ではなく、テラスのモミジの木を指差して、「あそこが私の家よ」ということだ。



 
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