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『孔雀』(孔雀)2005年2月上映
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日本の同タイトル漫画を改編したもので、周傑倫が主人公の藤原拓海に扮している。原作漫画の人気、出演しているアイドルの魅力、そしてスリリングなカーレースの場面は、夏休み中の若者にとても好評だった。
武侠映画の監督、徐克による今までとは違ったスタイルを持つ作品。7人の剣客が共に手を合わせて暴政に抵抗し、正義を広める物語。
1989年、北京電影学院を卒業したばかりの張元は、自ら資金を集めて初めての映画『媽媽』を撮影した。夫に捨てられた妻が、一人で知的障害の息子を育てるという物語を、自然なタッチで描き出している。この映画は、今まで国内で公開されていなかったが、今回ベネチア映画祭中国映画百年展のイベントに選ばれた。これは今まで「アングラ映画」とみなされていた作品が、その姿を現し始める兆しのように思える。
アクション映画のスター、ジャッキー・チェンの最新作。物語は2000年前。秦朝の将軍・蒙毅(ジャッキー・チェン)は、妃になるため秦に向かう朝鮮のオクス姫(金喜善、キム・ヒソン)を護送している途中、反乱軍の待ち伏せ攻撃に会い、2人は滝に落ちてしまう。2000年後、考古学者のジャック(ジャッキー・チェン)は、時空を横断し、オクス姫を守る任務を再び担うのだった。
貧しい子供だった傾城は、あることから王妃になる。しかしそれと引き換えに、傾城の運命は呪われ、時が逆戻りか転生しない限り、本当の愛は永遠に得られなくなってしまった。しかし1人の身分の卑しい奴隷が、自分の命をささ ーてその呪いを解くことを望む。そして彼は光の速さに近づくよう駆け、時間を逆戻りさせようとするのだった。 本映画は陳凱歌の最新作で、中国、日本、韓国の俳優と製作班が集まり、2005年末、最も期待されている映画の一つである。来年『無極』は、中国映画の代表作としてアカデミー賞を競う。
舞台は現代の中国と日本。1人の民俗学の研究者であった日本人の青年は、不幸にして不治の病になる。父親は息子のたっての願いを実現するために、単身、中国の奥地に赴くのだが……。 本映画は張芸謀によるもので、日本の俳優、高倉健が父親役を演じている。『無極』と違って、張芸謀はこの作品の撮影中、メディアに多く語っていない。張芸謀はこれから商業映画を続けていくのか、それとも再び芸術的路線に戻るのかは注目されるところである。
中国ではあまり見られないミュージカル映画で、周迅、金城武、池珍熙などの多くのスターが集結した。貧しい家の出身の女優、孫納は、様々な手段を使って、誰もが羨む大スターになった。しかし彼女は、どうしても過去の苦しい経験を忘れられない。そんな時、彼女の人生の中で大切な2人の男性が現れる。3人は共演することになり、その映画の内容と運命は、彼女の人生とあまりにも似ているのだった。
本書は、いわば「秘められた戦後史の一コマ」で、日本の敗戦から新中国の建国初期までという特殊な歴史を背景に、中国に残った2万あまりの日本人がどのように生き、何を感じ、中国の人々と友情を深めたのかを、代表的事例を通じて赤裸々に、感動的に叙述したものである。 例えば、林弥一郎氏の率いる航空隊は、航空学校創立を援助して、新中国初代のパイロットを養成した。大塚有章氏は、日本青年による突撃隊を組織し、中国東北地区の建設を支援したなどである。 すでに多くの関係者がそれぞれの体験を書いているが、これだけ全体像がまとめられているのは初めてであり、訳者は、中国だけでなく、日本でも広く読み語り継がれるようにと念願している。 本書は、中国中日関係史学会によって編纂されたものである。1999年から1年にわたる準備を経て、両国関係部門から支持を得、編集委員会も設立した。2001年3月からは、学会の取材チームが数回訪日して当事者に会い、中国国内でも当時の事情に詳しい人を訪ねて史料収集につとめ、中日国交正常化30周年の前夜に刊行された。 (日本僑報社)
本書は、『北京娯楽信報』の文化コラム――「中国人を感動させた作家たち」の文章をまとめた文集である。魯迅、張恨水、金庸、王小波、劉震雲ほか、現代の著名な学者、作家、記者など、35人の文化人が名を揃えている。短い文章だが力強く、それぞれの文章スタイル、視点は異なっており、誰も知らない有名人の私生活の断片、作品の中での読者と作家の精神的出会い、その中から生じた生活に対する思いなどが書かれている。 学者の王幹と女流作家の虹影は、ともに魯迅について文章を書いているが、それぞれの内容は違っている。王幹は、彼が最も影響を受けた魯迅の作品『両地書』について書いており、文化的な生活が乏しかった70年代末、恋人と、その本を手本にして恋文を書き、愛を伝えあった。虹影がもっと関心を寄せたのは、日本に留学した時の魯迅である。彼女は、当時の憂鬱で寂しい青年魯迅の生活を描き、魯迅のあまり知られていない性格の一面を見せてくれる。 (中国文聯出版社)
「かつての軍隊家族住宅区の子どもたちは、みんなとても腕白だった。幼い子どもたちはいつも集まり、土を掘ってコオロギを捕まえ、屋上に登って煙突を塞いだ。10代の少年はもっとはげしく、こっそり馬に乗り、車を運転し、親の銃を盗んで遊び、将校の父親たちをとても困らせた。そして最後に、この子どもたちを取り締まったのは、やはり同じような年の17、18歳の警備員、通信兵だった」 中国の人にとって、1950年代の生活は貧しくて単調だったという印象があるが、鍾麗思の自由勝手で興味が尽きない腕白な子ども時代は、そんな生活とは無関係だった。それは、今の都市の子どもたちにとってうらやましくてたまらない「自由放任」の時代でもあったのだ。そのためこの小説は、中国版の『窓ぎわのトットちゃん(黒柳徹子著)』と読者に親しまれている。 (新世界出版社) 『人民中国』おすすめのベストテン 1.『超級女声宝典』 三宝・編 新華出版社 |
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