[上海 生き生きガイドC] |
2010年の上海万博は今から――ようこそ中国へ |
魯迅ゆかりの地を訪ねる |
中国の偉大な文学家・魯迅は、晩年を上海で過ごしたため、今でも魯迅にまつわる様々なものが残されている。特に上海虹口体育館の一帯には、魯迅公園、魯迅故居そして内山書店などが集中し、在りし日の魯迅を偲ぶことができる。 |
魯迅公園 |
魯迅記念館は公園の東南角に位置し、魯迅の生涯と作品が展示されている。館内はさまざまな装飾が施され、落ち着いた雰囲気だ。所有している文物や資料は20万点近くにおよぶ。門をくぐると、魯迅の小説に基づいて創作された人物の彫塑が一列に飾られ、生き生きとした表情をみせている。 また、魯迅が死去したときに日本の彫刻家・奥田杏花氏が制作したデスマスクも収蔵されている。このマスク上には、魯迅の髭と眉毛が残されていて、記念館の貴重文物となっている。 |
魯迅故居 |
上海の魯迅故居は山陰路にある。魯迅の故郷・紹興建築の風格を備えた3階建ての建物だ。1933年から1936年10月に死去するまで、ここに住んだ。 現在の魯迅故居は、魯迅が生前に住んでいた様子を再現している。部屋の前には小さな花壇があり、1階は応接間と食堂、2階は魯迅の寝室と書斎、3階は客室だ。この客室には、多くの中国の文化人たちがしばらく住んでいた。 開放時間:9時〜16時 |
内山書店 |
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魯迅の日本の友人・内山完造が開いた書店。当時、魯迅の著書の多くは内山書店が出版・販売していたため、この書店は中国で非常に名高い。残念なことに、この場所にはもう書店はなく、塀に1枚の表札が残っているだけである。しかし訪れる観光客は後を絶たない。 開放時間:終日 |
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