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【張さんの一言】 「患者の診察、息子の養育、親孝行」これが私の最大の任務であり、楽しみです |
張煕さんは代々歯科医の家庭で生まれ育った。1922年、曽祖父が北京の天橋の近くに歯科診療所を開いた。現在は父親が3代目として受け継いでいる。
父親は張煕さんにも歯科医になってほしいと願った。しかし張煕さんは当時、野菜の鮮度を保つ技術員として成功していたため、その研究を続けたいと考え、父親の願いを拒んだ。
しかし父親はあきらめきれず、やはり歯科医になっている自分の弟などと一緒に、診療所の後を継いでほしいと何度も何度も頼んだ。張煕さんは悩んだ末、父親の要求に応え、仕事を辞めて医科大学へ入学した。
現在はチェーン展開している私営の歯科医院で働く。予約患者の診察が終われば、時間は自由に使えるので、父親の診療所へ行って手伝いをする。
数年前に離婚し、現在は1人で息子を育てる。息子が大学に入学したら、より高い学問や技術を身につけるため、さらに勉強したいと考えている。
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