東京支局長 林崇珍=文    馮進=写真
 



   

  2006年2月26日、飯能市「中国三誌」友の会(大野邦弘会長)主催の「春節のつどい」が埼玉県飯能市内で開かれました。小雨が降り、早春の寒さにもかかわらず、会場には赤い「中国結」(縁起物)や「春聯」(赤い紙にめでたい文句を書いたもの)などが飾られ、中国の春節(旧正月)の情緒が溢れていました。

  偶然にもその日、『人民中国』からは、歴代の3人の東京支局長が出席しました。ちょうど訪日中の于明新弊社社長は初代と3代目の東京支局長をつとめました。日本在住の李恵春さんは2代目。私は7代目です。

 1986年5月、弊社の東京支局は東京都目黒区東山一丁目にあるマンションの一室に誕生しました。あれから20年。

 「今と比べれば、そのときの支局の条件はずっと悪かったですよ。狭くて暗かった。でも、読者をはじめ日本人の方々からのサポートが私たちの活動を支えてくれました」と、于明新・初代支局長は回顧しています。

 「ニニ会(1977に訪中したある訪中団のメンバーの方々が日本に帰国して結成した団体)の小林泰さんのように、十数年続けて自作のお米を東京支局に贈ってくれる人もいます。

 
 

飯能市「中国三誌」友の会の大野会長(左)に「福」(康熙帝親筆の複製品)を贈る于明新社長(中央)。今年中に、飯能市で弊社の世界遺産写真展を共催することを約束しました。

 また全国各地には、自発的に作られた『人民中国』の読者会や普及会もかなりあります。中日関係がどのような状態になろうと、一貫して中日の友好交流の促進のために活躍されている読者の方々が大勢います。それは本当に心強いことです。

 『人民中国』は、政治の中心である永田町から、南は沖縄、北は北海道まで、広く読まれています。取材のとき、各地の読者に数々の協力をいただいてきました。

 日本では、「20」といえば成人になるとのことです。日本の読者に、より読みやすい雑誌をつくり、より早く情報をお届けするため、去年7月から、『人民中国』は日本での印刷を始めました。それに伴い、東京支局に常駐する記者を1人から2人に増やし、本社社員の研修を受け入れるなど、機能を強化しようとしています。

 20周年を迎えた『人民中国』の東京支局は、日本印刷によってさらに飛躍し、発展する第1歩を踏み出しました。愛読者の皆さま、今後とも、ご指導とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 

 
 

 
本社:中国北京西城区車公荘大街3号
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