2006年、春季に出版された小説の販売ランキング2位だった、流行作家の安ニー宝貝の新作。2人の旅行者が、チベット自治区の秘境の墨脱に行く途中に起こった物語がつづられている。
墨脱は、神聖で純潔な蓮が隠されている聖地を象徴している。墨脱への道のりは、困難と危険を伴う。200キロもの道を歩いて進まなければならず、森林と峡谷を通り抜け、突然襲ってくる土石流にも直面しなければならなかった。
旅行者の慶昭と善生は、しばしば困難にぶつかるが、それは蘇内河という名の女性を探すためだった。蘇内河は一体どういう人なのか、また二人とはどのような関係があるのだろうか。
|