東京支局長 林崇珍 |
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2006年5月16日から24日まで、中国の黒龍江省、天津市、山東省、四川省、江蘇省、浙江省などから200人の高校生が、「日中高校生短期交流事業」の第一陣として日本にやって来ました。
中国の高校生たちは、東京都や千葉、茨城、三重、滋賀の各県の高校で、日本の高校生たちといっしょに授業を受けたり、部活動に参加したり、生徒の家にホームステイしたりするなどして、日本の高校生たちと交流しました。 この交流事業は、今年からスタートした日本外務省の「日中21世紀交流事業」の一環で、来年にかけて1100人ほどの中国人高校生が日本に招待されます。 さらに@年間150人ほどの中国人高校生などを短期留学(3週間から1年間)させる中長期招聘事業A日中市民交流ネットワーク整備事業B中国国内交流拠点事業などの展開のために、日本側は国際交流基金に「日中21世紀基金」と「日中交流センター」を設立しました。 |
天津市の高校一年生、盧超さんは、にこやかな表情で「日本人は想像以上に心が温かい。中国の多くで田植えはまだ手作業が中心なので、ぜひ田植え機を普及させたい」と意欲を見せていました。 表敬訪問を受けた日本の麻生外相や河野衆議院議長は、第一陣の中国高校生代表団に対し、「自分の目で見て、肌で感じ取った日本を、中国の友だちに伝えてください」と呼びかけました。 いまもギクシャクしている中日関係の中で、双方ともに青少年の交流に力を入れています。これからの両国関係発展の礎となる両国の青少年の交流と相互理解に、期待が持たれているからでしょう。 私も、その効果を楽しみにしています。 |
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