▽経済と社会の絶え間ない発展によって、「工業が農業に報いる」時代がすでに到来しています。「三農問題」を解決し、農村地域の社会、経済、文化のさらなる発展を推進するため、中国政府は「社会主義の新農村を建設する」という戦略を出し、社会から広く注目されています。
中国外文局は、雲南省と広西チワン族自治区の「新農村建設取材団」を組織しました。今月号の特集は、取材団参加者が現場で見聞きしたこと、感じたことを鼎談の形式でリポートしました。この形式は本誌特集の新しい試みです。読者の方々が鼎談の背景を理解しやすいよう、文中に解説や資料を差し込みました。
▽清華大学国際問題研究所の劉江永教授が寄稿してくれた「海陸和合論」は、グローバル化時代の地政学についての中国の学者の新しい見解を述べています。中日関係が直面している困難を根本的に解決する一つの新しい見方であることは間違いないでしょう。
▽「特別寄稿」では楊振亜・元中国駐日大使の中日関係に関する講演を掲載しました。自身の体験と具体的な事例を結びつけ、中日関係の困難に満ちた発展の過程を回顧しています。内容が豊富なため、次号でも引き続き掲載します。
▽本誌の于文記者は訪日の際、藤沢市にある中国国歌の作曲家・聶耳の記念碑を訪れました。そして、当地での取材を盛り込んで、国歌誕生の過程を紹介する記事を執筆しました。藤沢市の日中友好組織や人々が聶耳の記念碑を建てるまでのエピソードから、戦後の両国関係発展の困難な過程を改めて学び、人民の友好は阻むことができない歴史の潮流であることを深く感じました。 (編集長 王衆一)
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