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【楊さんの一言】早く家へ帰って妻や娘に会いたいという思いが僕の動力だよ。 |
寡黙な人柄で、仕事に対しては非常にまじめ。施工現場に出たらまず、工事の進展とそのできばえをチェックする。どんな工事でも厳しく技術監督や資金管理を行い、手を抜いたことはない。今、担当しているのは北京銀行の1〜3階部分の内装工事で、百人以上の作業員を率いている。
郷里の江蘇省金壇市は、多くの建築作業員を外地へ送り出す地として有名。「建築の郷」と呼ばれるほどだ。北京、上海、天津など国内の都市をはじめ、ナイジェリア、アルジェリアなど海外の建築工事にも参加している。
金壇市の2005年の建築施工請負額は62億元、送り出した作業員数は6万人以上。このうち、北京にやってきたのは3万8700人で、北京の地域別作業員数で最も多かった。
楊奕さんは北京生活が長く、一年に20日ほどしか郷里に帰れない。最大の願いは、故郷で安定した仕事を見つけ、家族と一緒に暮らすことだ。
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