[上海 生き生きガイドH] |
2010年の上海万博は今から――ようこそ中国へ |
美食の秋いよいよ到来 |
甘めの味付けが特徴の上海料理は、日本人にも人気が高い。特に有名なのは上海蟹で、「秋風が吹くと、蟹の美味しい季節が到来する」と言われ、10月ごろにベストシーズンを迎える。他にも、鶏料理をはじめとした各種の小吃(軽食)など、上海料理を心ゆくまで堪能してみよう。 |
上海蟹 |
上海っ子は上海蟹が大好き。上海では「九雌十雄」と言われるが、これは、旧暦9月の雌蟹は黄色い卵がぎっしりとつまって美味しく、10月の雄蟹は脂がのって口に入れるととろけるようで、めったに食べられない美食であると言う意味。 上海蟹は当地の美食の代表となっている。正統な上海蟹は蘇州市陽澄湖産のもの。蟹を蒸し、米酢、ショウガ汁で調味し、モクセイで香り付けた熱い黄酒をかける。こうすると味がよくなる上、ショウガと酒の「暑気」が蟹肉の「寒気」を抑え、健康にもよい。 上海で蟹を食べるなら、清朝乾隆年間(1736〜1795年)に創設され、「蟹の王、酒の祖」と知られた王宝和酒家がおすすめ。蟹の肉やみそを使った各種料理やお菓子に長けており、当店醸造の「王宝和黄酒」は濃厚な香りで、酔わずには帰れない。 |
黄河路美食街 |
市の中心である人民広場の北に位置し、国際飯店のすぐ隣にある、海鮮や川でとれた魚やエビが中心の美食街。有名なレストランは、功徳林(精進料理)、大富豪(海鮮料理)、来天華(上海料理)、銀都海鮮楼(海鮮料理)、大香港(上海料理)など。 |
雲南南路美食街 |
正統な上海の小吃を食べたいなら、雲南南路美食街がおすすめ。ここには、小紹興鶏粥店、小金陵塩水鴨店、長安餃子楼、香満楼酒家など、100軒余りのレストランが集まり、鶏粥、白斬鶏(蒸し鶏)、塩水鴨(鴨の塩ゆで)、百味餃子(各種ギョーザ)など、さまざまな小吃がすべて揃っている。 |
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