上海 生き生きガイドI  
2010年の上海万博は今から――ようこそ中国へ  

上海観光フェスティバル
 上海では毎年9月から10月にかけて、「上海観光フェスティバル」が開催される。各観光スポットでは多彩な催しが行われ、その内容は観光、レジャー、文化、スポーツ、展示、美食、ショッピングなど、さまざまなジャンルにおよぶ。

「花車」のパレード

 

  オープニング大パレードでは、花などで飾り付けられた「花車」が、上海で最もにぎやかな淮海路を巡行。大上海時代広場から茂名路まで、2.2キロにおよぶ巡行路では、メキシコ、チュニジア、日本、マレーシア、インドネシアなどの国家・地域、そして国内の各省・直轄市からやってきた「花車」が、米国、フランス、イギリス、フィンランド、スロバキア、スイス、イタリアなどの演芸団と一緒に行進し、すばらしい「野外芝居」を繰り広げる。
 
  「花車」のパレードが終わると、今度はカーニバルが南京路の歩行者天国で催される。海外のDJが各自の民族音楽をかけ、激しく奔放なカーニバルのムードを盛り立てる。


「音楽花火」の演出

  「上海国際音楽花火祭」はこれまでに6回行われ、フェスティバルの目玉となっている。世紀公園の夜空のもと、イタリア、ニュージーランド、フランスなどからやってきた花火師が、美しい音楽とともに、それぞれの優れた腕前を披露する。

黄浦江の遊覧船

  黄浦江の両岸には、上海で最も美しい夜景が集中する。バンドの近代万国建築群、浦東陸家嘴の摩天楼群、そして南浦大橋と楊浦大橋によって作り出される都市景観が広がっている。
 
  毎年この時期になると、観光客は豪華に飾り立てられた船に乗り、両岸の景色を眺めながら上海の美食を楽しむことができる。
 

観光大使コンテスト

     フェスティバルの開催中、厳しい審査を勝ち抜いた12人の青年男女が、「上海観光大使」の称号をかけて競い合う。これは昨年から始まったイベントで、参加者の戸籍や国籍には制限がなく、上海で勉強、生活、仕事をしている人なら誰でも応募可能。参加者の約32%は上海の新移民であることから、上海は各地から人々が集まる現代都市であることがわかる。
 
   候補者たちはオープニング大パレードや公益活動に参加し、観光客に上海をアピールする。

 
本社:中国北京西城区車公荘大街3号
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