編 集 後 記  
 
 
 
 

 

  ▽北京オリンピックが近づいてきました。その準備が進むなか、アジアの伝統的なスポーツが再び注目を集めています。私たちは今回、日本各地の太極拳の活動を取材し、中国で始まったこの健康理念が日本でもたくさんの支持者とファンを得ていることに気づきました。太極拳は私たちに、スポーツの交流は相互理解を促進する重要なツールであり、伝統的なスポーツの交流は地域文化の発揚に大きな働きをすることを教えてくれています。
 
  ▽中国経済は絶え間なく発展するなかで、さらに拡大し開放されています。先月号の遼寧省の「五点一線」構想に続き、今月号も天津浜海新区の建設状況をレポートしました。本誌で数年前に「環渤海経済圏」の短期連載を掲載したことがありますが、渤海地域の経済は今、より大規模で開放的な政策によって大きく前に進んでいます。今月号のレポートからこの深い変化を理解していただけたら幸いです。
 
  ▽2002年に本誌で紹介した陶芸家の高振宇さんの個展が北京で開催され、広く注目を浴びました。高さんの創作はここ数年、新たな発展を遂げています。日本の陶芸の影響を強く受けている高さんは、模索を続けるなか、中国の伝統陶芸に対して「古いものの中から、新しいものを生み出す」ことに成功したようです。今月号では、高さんに最近の思いを聞きました。
 
  ▽「放談ざっくばらん」には元毎日新聞記者の斉藤文男さんが寄稿してくれました。現在は南京大学の日本人教師である斉藤さんの原稿からは、中日両国の人々が本当に相互理解を渇望している気持ちがあふれ出ています。こういった草の根の固い信念があれば、両国の未来は明るいと私は信じています。  (編集長 王衆一)

   

 
 
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