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中国のトップレベルのさまざまな芸術が、11月17日から1カ月間、東京で上演されることになった。 中国の文化部と中国の駐日大使館は共同で「2006中国文化フェスティバル」を開催する。このフェスティバルでは、音楽、京劇、バレエ、新劇、映画など、中国の伝統芸術から最先端の流行の芸術までが演じられる。 中国と日本は国交正常化以来、2002年に中日国交正常化30周年を記念して両国で「文化年」を互いに開催したことはあるが、日本で中国の文化フェスティバルが開催されるのは、今回が初めてである。 開幕式は11月17日、東京のサントリーホールで行われる。中国の国家レベルのオーケストラである「中国交響楽団」と、中国でいま売れっ子の男女の歌手による音楽会が開かれる。 このほか、中日両国の伝統芸術であり、世界無形文化遺産である崑曲と能、それに京劇を加えた3つの芸術が、同じ劇場でいっしょに演じられる。観客は、一枚の切符で3つの芸術を一度に鑑賞することができる。 先日、中国のサーカスバレエ『白鳥の湖』が日本で公演され、大きな成功を収めた。中国のサーカスとバレエ、西欧の古典的なラブストーリーとの完璧な結合は、観客の目や心を楽しませた。今回の中国文化フェスティバルでは、上海バレエ団が、バレエ劇『梁山伯と祝英台』を上演する。美しいバレエが、中国の古典的なラブストーリーを、もう一度、新しいものに発展させる。
胡暁丹は、中国で有名な服飾デザイナーである。彼がデザインし、演出したスーパーモデル・ファッションショー『流動する紫禁城』は、中国のファッション界にセンセーションを巻き起こした。荘厳にして華麗、神秘な北京・紫禁城は、デザイナーの創作意欲の源泉になっている。太和殿の玉座、珍宝館の琺瑯の時計、御花園の古木といった要素が、デザイナーの手でファッション芸術の中にうまく取り入れられている。モデルの演技によって紫禁城の神秘のベールが、東京のT字型のファッションショーの舞台でゆっくりと解き明かされることだろう。このファッションショーは11月28日、六本木で催される。 このほか日中文化交流協会共催の「日中文化交流50年写真展」や、隋唐時代の古楽器の演奏会「長安古楽」、日中友好協会と中国対外芸術展覧センターが共催する「中日書法展」が開かれる。さらに中日両国の人々約2000人が東京の代々木公園から渋谷駅まで街頭パレードして、中国文化フェスティバルに花を添える。 中国の王毅駐日大使は「文化交流は、人と人との心の交流であり、民間の友好往来の架け橋です。中日両国は昔から、文化の分野で多くの共通するエピソードがありますが、新しい時代の中日文化交流は中日関係の発展を促進します。私たちは日本の各界の友人が今回の中国文化フェスティバルを積極的に支持し、これに参加し、文化と芸術の殿堂の中で、あらゆる面から現代の中国の発展と進歩を感じ取ってくださるよう望んでいます。この交流を通じてさらに一歩、両国人民の相互理解と友情が深まることを希望しています」と述べている。 なお、中国文化フェスティバルに関するお問い合わせは、中国駐日本国大使館文化処の趙瑾まで。電話は(03)3403―3388
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