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上空から見た美しい青島新区(写真・侯賀良) |
青島は、中国の膠東半島に位置する。赤い屋根瓦、緑の木々、紺碧の海、青い空に彩られたこの美しい海浜都市は、山と水に囲まれた豊かな情趣にあふれている。このような青島の情趣は、海と山の折り重なる風格、ヨーロッパとアジアのとけあう風情、海と街のパーフェクトな結びつきにある。
青島の美は、海にある。青島の姿をしなやかに見せる海は、青島を訪れる人すべての心を揺さぶり、いつまでも帰ることを忘れてしまう。海は、青島の心である。紺碧の海は見渡す限り果てしなく、もしも遙か遠くに停泊している汽船の姿がなかったら、海と空を見分けることができないかもしれない。遠くから吹きつける風が、白い波しぶきを立てると、穏やかな海面がそっと騒ぎ、はじけ、歌いながら砂浜に、暗礁に届く。暗礁の上で、新婚カップルはいつまでも変わらない愛を誓い、一生添い遂げること約束する。広々とした砂浜、細かい砂、緩やかな傾斜、澄み切った水、穏やかな波。海、砂浜、太陽の光という大自然の恵みを、心ゆくまで楽しむことができる。
青島を俯瞰してみると、青い水に白い雲、さわやかな青空の下、丘の上から低地までびっしりと市街地が広がっている。赤い瓦屋根が散りばめられた、延々と連なる青々とした木々が、街の独特な景色をつくりあげている。山々に寄りかかるような赤い屋根瓦に太陽の光りが照りつけると、真っ青に澄んだ鮮やかな情緒の中に、青島の情熱と静謐が浮かび上がる。山と海がひとつになったあでやかな風景を、大自然は惜しみなく青島に与え、百年の歴史を経て洗練された優雅なレディを完成させた。時として麗しく威厳を備え、時としてモダンで優美に、現代都市の伝奇を体現している。
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(左) 2000年前、秦の始皇帝に命じられた徐福が、不老不死の薬を求めて、この青島市膠南の瑯邪台から海に出たという伝説が残っている
(右) わずか0.024平方キロの「小青島」に、心奪われる風景が広がる |
青島の情趣は海の滋養から離れられず、民間の智慧も現代の気風も海の啓発から離れられないものである。海があるから、青島の人々は代々受け継いできた釣りや潮干狩りに親しみ、楽しんでいる。正月
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