鉄道建設の苦労を忘れぬな 東京都八王子市 中條淳之
10年ほど前、青蔵鉄道の建設計画を聞いたときは、まさかそれが実現するとは思ってもいませんでした。
西寧市からラサ市まで、車窓に映る美しい景色を、順を追って説明している本誌の記事を読むと、自分が実際に旅をしている気分になり、旅情を誘われました。
平均海抜が4000メートル超とのことですので、建設の苦労は並大抵ではなかったことでしょう。将来、この鉄道に乗る機会があれば、鉄道建設に携わった人たちに感謝し、その苦労を忘れてはならないと思っております。
歴史の深さを再確認 宮崎市 松久寅雄
世界遺産めぐり「秦の始皇帝兵馬俑」を、私もかつてここを訪れているだけに興味深く読みました。
黄泉の国へ旅立ってから、死後の世界まで統一しようとした始皇帝の意気込みが感じられます。中国の歴史の深さを改めて知ることになり、ますます中国が好きになりました。
私が訪れたとき、体育館のような展示館の近くで、一人のおばあさんがゆでたトウモロコシを売っておられ、それがとても美味しかった。ついこの間のことのように懐かしく感じられます。
中国の旅で元気をもらった 広島市 数佐由美
中国は私を妙にそそるものがあります。この風景、この民族だからというわけではありません、鮭が生まれた土地に回帰する現象に似ているのかもしれません。
昨年11月、ずっと行ってみたかった上海と蘇州に行ってきました。蘇州の古い家屋が北京の胡同とは異なり、黒い屋根で白い壁なのは、その土地の土の性質によるのでしょうか、それとも気候によるのでしょうか。
上海は街を歩くと、道行く人が自由で快活に見えました。どの人も生きることにたくましく、私も元気をもらったような気がしました。朝、人民広場で太極拳グループに飛び入り参加し、カタコトの中国語で交流したのも楽しい思い出です。おばあさんの笑顔がすてきで、今でも忘れられません。
『人民中国』をガイドに 大阪市 徳道光宏
中国の自然や古跡に魅せられ、この10年あまりに32回、中国旅行し、すべての省・自治区をまわりました。
旅行では本誌の記事が重要なガイドです。昨年8月に九寨溝と黄龍に行ってきました。成都から九寨溝まではバスの長旅でしたが、ちょうど連載中の「秘境アバの自然と民族」の東の端の旅で、退屈せずに楽しむことができました。
私はまもなく定年ですので、アバや以前紹介された「黔の道」へ行きたいと思っています。日本にはまだ知られていない中国の「秘境」をこれからも紹介してください。
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