|
TOPICS |
3G携帯電話 年内にサービス開始 |
3G携帯は、無線通信とインターネットが一体となり、サイトの閲覧や電話会議、電子商取引などさまざまなサービスを提供。データ転送速度はGSM(現在中国で採用されている2Gの通信規格)の100倍以上で、ユーザーは快適な「携帯生活」を享受できるようになる。 (新華ネット) 「中日青年学生座談会」人民大学で開催 中国国際友人研究会と中国人民大学東アジア研究センターが共催する「中日青年学生座談会」が6月18日、人民大学で行われた。中日国交正常化35周年を記念し、中日首脳の相互訪問の際に出された青少年の交流を促進するという提案に応えたもの。北京大学など8つの大学から留学生、日本語学科の学生や教師など70人余りが参加した。 参加した学生たちは、両国間の誤解は相互理解が不十分なためであり、学生たちは相手の国家と人々を理解するとき、独立した思考力を高め、一部メディアの間違った報道を簡単に信じるべきではないとの考えで一致した。 中国国際友人研究会の高海寛・副秘書長は、この活動は年初から企画していたもので、学生たちの試験や長期休暇にかからないようにと開催時期を何度も変更したと紹介。今後もこのような交流活動を続け、内容や形式をもっと活発で多様なものにしたいと述べた。 五輪・観光フォーラム 青島で開催 中国国家観光局、世界観光機関、山東省人民政府が主催する「2007年中国五輪・観光国際フォーラム」が青島市で開催された。「情熱的な五輪、調和ある観光へ」をテーマに、米国、韓国、日本、オーストラリアなどの観光機関や観光関連企業、航空会社の関係者あわせて300人余りが参加した。 フォーラムに参加したゲストたちは、オリンピックは地球規模のスポーツ大会であり、影響も非常に大きい、観光業も世界で発展がもっとも速い新興産業の一つであるという認識で一致。2008年の北京オリンピックは、中国の観光業のインフラ建設、ブランドイメージ作りを促進するきっかけとなり、中国の観光業の発展は、オリンピック理念を普及させるよい促進作用を果たすとした。 無料で保健サービス実施 北京市は今後1年半の間に、医者、看護師、保健指導員で構成された社区(コミュニティー)保健サービスチームを市街地や郊外の農村地に配備することを決定した。住民に無料で健康管理・指導や慢性病の診療・相談など基本的な保健サービスを提供する。 各チームが担当する住民数は原則的に3000人。経費は全額政府が負担する。各家庭をまわって健康状態を尋ね、慢性病や重病患者を重点に日常の診療と健康管理、アドバイスを行う。 (『新京報』) 新『未成年者保護法』 健康やプライバシーを重視 新しい『未成年者保護法』が6月から施行された。1991年に公布された前回のものに比べると、子どもたちの睡眠時間を増やす、子どもが集まる場所は禁煙、子どもの手紙などを勝手に見てはならないなどといった、未成年者の健康やプライバシーを守る内容が増えた。 このほか、「留守児童」(75ページの新語を参照)が増えている問題に対しても言及し、親は監督保護能力のある成人に子どもの面倒を任せなくてはならず、これに違反すると処罰するとした。(中国中央テレビ局) クーラーは26度以上に 政府はこのほど、国家機関や社会団体、企業・事業所、個人経営などを含む公共建築物内の機関は、エアコンの温度を夏場は26度以上、冬場は20度以下に設定するよう求める規定を出した。エネルギーの消耗と資源の無駄遣いを減らすのがねらい。 病院や生産上温度に特別な要求があり、それを認可された機関は除外される。一般家庭に対しても適切な温度設定を呼びかけ、これにより、公民としての自覚を育てるという。 (『北京青年報』) 「WC」を「Toilet」に変更 北京市は、公衆便所の英語表記をこれまでの「WC」から「Toilet」に変更することを決定した。「WC」は「Water Closet」の略語だが、多くの英語圏国家で使われなくなっていることが理由。これにより、外国人観光客の便を図りたいとしている。 また、年末までに道路の案内標識もこれまでのピンイン表記からピンインと英語を交えた表記に変わる。たとえば「○○街」はこれまで、「街」のピンイン表記を用いて「○○Jie」と表示されてきたが、「Ave」「St」「Rd」のいずれかに置き換える。 (チャイナネット) 南中国海で「可燃氷」採取 国土資源部は6月、中国地質調査局が南中国海北部の大陸棚で新しいエネルギーとして注目されている「メタンハイドレート」(可燃氷)の採取に成功したと発表した。初歩的な予測では、埋蔵量は100億トンの石油に相当するという。 天然ガスと水の結晶であるメタンハイドレートは、白く氷のような形状から「可燃氷」とも称され、1立方メートルあたり164立方メートルの天然ガスを放出する。専門家によると、今回試掘されたメタンハイドレートは、メタン含有量が99.8%に達する非常に貴重なもの。(『光明日報』) 「就業者ゼロ家庭」を援助 中国はこのほど、都市部の「就業者ゼロ家庭」の就職を支援する活動を全国的に始めた。年末までには80%を「就業者ゼロ家庭」から抜け出させる見通し。 ここ数年間の努力により、就職できる力のある失業者の多くは再就職を果たした。しかし、年齢が高い、専門技術がないなどといった理由で就職できない人もおり、「就業者ゼロ家庭」は就職や生活がもっとも困難な層となっている。今回の活動では求職者の自主的な職業選択を奨励し、求人市場のバランスを取った上で、政府が積極的に就職促進の舵を取り、「就業者ゼロ家庭」に対して一連の支援を行う。求職者にポストを用意したり、社会保険などの補助を提供したりするという。 (新華社) 金市場が外資受け入れ 中国人民銀行はこのほど、上海金取引所が外資系銀行の会員申請を受け入れることを認可した。まずは香港上海銀行(HSBC)、英スタンダードチャータード銀行、カナダのノバスコシア銀行、スイス・ユナイテッド銀行(UBS)、フランスのソシエテ・ゼネラル銀行の大手5行が会員になる見通し。 関係者によると、人民銀行は現在、金輸出入の規制緩和を検討している。しかし、具体的な取引方法や限度額など解決しなければならない問題がまだ存在するという。外資系銀行の会員登録が認められたことは、中国の金市場が対外開放を進めていることを意味する。 (『上海証券報』) 中国南方カルスト 世界遺産に ニュージーランドで開催された第31回世界遺産大会で、中国が申請した「中国南方カルスト」の世界自然遺産登録が、全会一致で承認された。これにより、中国が1985年に「世界遺産条約」に加盟して以来、中国の世界遺産の総数は34件、そのうち世界自然遺産は6件となった。 同カルストは雲南省石林、貴州省茘波、重慶市武隆にまたがり、50万年から3億年の間に形成されたもの。長江三峡の形成過程などを知るうえで、貴重な地質学上の証拠となっている。複数の省が共同で世界自然遺産に申請したのはこれが初めて。(本誌6月号に関連記事あり) 中日の高校生 平和の鐘鳴らす 中日青少年交流計画で訪中している愛媛、大阪、青森、奈良の高校生と北京市第19中学校の高校生が6月14日、国交正常化35周年を記念して、中国人民対外友好協会内の「平和の鐘」を35回鳴らした。 訪中している日本の高校生は計200人。10日間の日程で、北京や武漢、杭州などを参観し、中国の家庭にホームステイしたり、中国の高校生と交流したりする。 中日青少年交流計画は2006年に始まった。中国側が日本の高校生の訪問団を受け入れたのは今回で3回目。(写真・張雍雍) 資格ブーム到来 社会や経済の発展にともない、専門技能が必要な新しい職種が誕生している。労働・社会保障部が新職種を発表するようになった2004年からこれまでに認定された職種は、合わせて96に及ぶ。 新職種が次々と現れているため、資格を持っていることは就職や昇給、起業する際の武器となった。そこで資格の取得が大きなブームになっている。湖南省では新職種の育成クラスに11万人以上が参加し、6万人余りが資格試験に臨んだ。とくに法律、会計、外国語、心理コンサルティング関係の資格に人気が集まっている。 (『経済参考報』) ゴミ出し違反者は処罰 都市の生活ゴミの収集や分類、処理方法を規定した『都市生活ゴミ管理方法』が7月から施行された。生活ゴミを出す企業や個人は規定に準じた生活ゴミ処理費用を納めなければならず、生活ゴミを勝手に投棄した場合は処罰されることになった。(『新京報』) 省エネと汚染防止に本腰 政府は6月初め、節約型社会を構築し環境保護を促進するため、省エネと汚染物質排出削減に関する総合的な方案を発表した。エネルギーの消費が高く汚染がひどい産業の過度な発展を抑制する、技術が立ち遅れた生産企業の淘汰を加速する、産業構造の調整を積極的に促進するなどといった重要な対策40項目余りと具体的な目標が数多く示されている。 このほか、2010年までに単位GDP当たりのエネルギー消費量を20%、主要な汚染物質排出量を10%削減するという計画も発表した。 石油流出事故の緊急対応演習を実施 陸海空共同の石油流出事故の緊急対応演習が、河北省の秦皇島海域で実施された。今回の演習は、1万トン級の石油タンカーが突然発火して爆発し、500トンの原油が流出したという事故を想定し、危険状況の報告、消火活動、海上の清掃、海岸の清掃の4段階で行われた。海事や国境警備など15機関が参加した。 近年、中国の港湾と沿海の船舶は急速に増えている。2006年に中国沿海を行き来した石油タンカーは16万隻、毎日平均446隻に及び、大型タンカーも少なくない。このため、石油流出事故が発生する危険も高まっており、今回の演習は事故対応能力を検査し、海洋環境の安全を維持するために行われた。(『新華毎日電訊』) ヨウスコウカワイルカ 2頭目の赤ちゃん誕生 湖北省武漢市の中国科学院水生物研究所内で、ヨウスコウカワイルカの赤ちゃんが誕生した。体長は約70センチ、重さは約5キロ。人工飼育による繁殖は2例目。 ヨウスコウカワイルカは長江だけに生息する珍しい哺乳動物で、絶滅の危機に瀕している。中国では2005年7月に初めて人工繁殖に成功。今回誕生した赤ちゃんも含めて、人工繁殖による2頭の健康状態はともに良好だという。(『人民日報』) 西安で唐代壁画墓を発見 陝西省西安市で唐代の壁画墓3基が発見された。出土した壁画の大きさは約23平方メートル。 専門家によると、この墓の主人は身分が高く、隋の煬帝の弟、蜀王とその妃、彭氏である可能性が高い。壁画の主な図案は、陝西省渭河流域や西安付近の唐代の皇室墓でよく見られる、矛を持って並ぶ兵士や儀仗兵だった。 (『文匯報』) 保存が危ぶまれる上海の古建築物 歴史的建築物や文化遺産の保護を進める非営利団体、世界記念物基金(WMF)は6月、保存の危機に瀕している世界の文化遺産100カ所を発表し、1920年代から1940年代に建てられた上海の古建築物と1400年以上の歴史がある寧夏回族自治区固原県の須弥山石窟もリストに入れられた。 上海の古建築物はヨーロッパと中国の有名な建築家による設計で、素朴で実用的な造り。歴史・文化的価値が高く、上海のシンボルとなっている。須弥山石窟は北魏時代の中後期に造られたもので、8カ所の山崖に132の石窟が現存する。しかし、急速に進む都市化や風化によって、両者は存在の危機に瀕している。今回リスト入りしたことで、保護と修理が進むと見られる。 (新華ネット) 桃が取り持つ洛陽と岡山の縁 河南省洛陽市の黄河沿いの山村に5月15日、「日中友好桃園」が開園した。桃園は2500平方メートル、52本の桃の木が植えられている。開園式には、洛陽市政府や地元の中学校の生徒、農民そして日本からやって来た岡山市日中友好訪中団のメンバー18人を含め、約100人が参加した。 岡山は桃の産地として有名で、その良質な品種を、洛陽の在来の桃の枝に接木し、岡山の生産技術を活かして良い桃を育てようと、昨年より準備を進めてきた。秋に摘果と剪伐をして、来年の夏の収穫を目指している。来年はさらに50本の桃の木が植えられる予定。 洛陽市と岡山市友好協会は、2005年から、「洛陽小浪底緑化協力事業」を進めてきたが、桃園の建設もその事業の一環。今年は中日国交正常化35周年に当たり、日本政府はこの事業を「日中文化・スポーツ交流事業」として認定している。 式典では、洛陽市を代表して挨拶に立った洛陽市人民代表大会副主任の石海欽氏が「中日友好と洛陽・岡山の友好の証として、桃園を立派に育てよう」と力強く挨拶した。岡山市日中友好協会の片岡和男会長は「日中協力による桃が立派に育ち、地元の特産物として末永く役立てば幸いです」と表明した。 さらに、今年度の植樹作業も行われ、急な斜面の道を500メートルほど下った丘陵地に、地元の農民と友好協会の団員が協力して、2時間ほどの作業で230本の苗を植え付けた。 植えられたのは栗やドングリの苗で、今年3月に、種からポットで育成したもの。今期の植林計画は約27ヘクタールで、エンジュやトウネズミモチなどの間に植え付けていく予定。 |
|