最新ニュース
  • 1.「東北・北関東観光キャラバン」が開催
  • 2.横浜国大学長らが留学経験者と交流
  • 3.古琴と中国茶のコラボレート
  • 4.友好30周年で福建省代表団が訪日
  • 5.絵手紙で 中日のきずなを深めよう
  • 6.中日の音楽家がコンサートと講演
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「東北・北関東観光キャラバン」が開催

 震災後の外国人旅行者の落ち込みが大きい東北・北関東のインバウンド回復のため、6月17日に東北・北関東の自治体などが北京の繁華街である王府井のショッピングモールで、「東北・北関東 観光キャラバンin北京」を開催し、山形花笠まつり(山形県)の踊りや津軽三味線(青森県)の演奏を披露し、東北の魅力をアピールした。
  会場には東北6県のほか、同様に震災による観光客減に悩む茨城、栃木、群馬の北関東3県もブースを設け、中国語のパンフレットを配布した。七夕まつり(仙台市)の「ミニ七夕」作りや福島県会津地方の民芸品「赤べこ」の絵付けを体験するコーナーに多くの中国人が集まった。
山形市の民踊協会会長の鈴木芳子さん(64)が「震災時の支援に感謝しています。ぜひ東北に来てください」と呼び掛けると拍手で沸いた。
会場を訪れる中国人が各県の観光資源に大きく興味を示しながらも、地震後の回復状況や放射能への不安も表した。それに対して日本の主催者側は「東北はすでに安全に旅行できますので、ぜひ来てください」と説明した。また放射線モニタリングの数値は、県や市のホームページで更新されているという。

 

横浜国大学長らが留学経験者と交流

 2012年8月5日から11日まで、横浜国立大学の鈴木邦雄学長を団長とする代表団が訪中した。5日夜、直隷会館で同大学の同窓会が開かれ、北京のさまざまな分野で活躍している60人近い同大学の中国人留学経験者や北京在住の日本人卒業生、現在短期留学で北京に滞在している同大現役学生が集い、思い出話に花を咲かせた。席上、鈴木学長は「大学に保育園を新設し、子供同伴の留学生に便宜を図り、また、学内を循環するバスも走らせています。さらに、2011年4月に学部・大学院の再編も行いました。より多くの中国人留学生を待っています」と最近の大学の様子について笑顔で紹介した。最後に、参加者全員が同大学のマークが入ったブルーのたすきを肩に掛け、記念撮影を行った。現在横浜国立大学には約900人の外国人が留学しており、中国人が最も多い。  鈴木学長一行訪中の目的は、北京大学、対外経済貿易大学、新疆の石河子大学と学術交流、共同プロジェクトなど、さまざまな分野で交流を広めることにある。

 

古琴と中国茶のコラボレート

 茶道は日本と中国が共有する文化だが、近年中国の経済発展に伴い中国でも茶文化に対する関心が高まっている。  そうした中、現代中国の茶文化を研究してきた中国茶文化国際検定協会会長の棚橋篁峰氏らによる「古琴と中国茶の夕べ」が10月に京都、鎌倉で行われることになった。  今回の「古琴と中国茶の夕べ」では、北京オリンピック開幕式でその優雅な音色によって世界を魅了した、最高の古琴奏者陳雷激氏が演奏によって中国茶道精神を表現し、宋代名茶、山谷双井茶を復活させた孫亮氏が、明代以来の泡茶道を披露する。

 

友好30周年で福建省代表団が訪日

 2012年7月23日と24日、倪岳峰副省長を団長とする福建省代表団が長崎県を訪問し、長崎県・福建省友好県省締結30周年記念事業に参加した。  福建省代表団は73名という過去に例のない規模で構成され、中村法道長崎県知事や李文亮駐長崎中国総領事への表敬訪問を行った。知事訪問の際には中村知事が「さまざまな分野で交流を拡大したい」とあいさつ。倪副省長は「双方が大きな発展のチャンスを迎えている。友好省県をプラットホームに交流を深めたい」と応じた。  また観光プロモーションや総合芸術団による雑技等の公演、書画展を開催し、雑技公演には約1500名が来場するなど、多くの長崎県民が福建省の魅力を再発見した。  福建省と長崎県の間では、省と県の友好関係のほかに、福州市―長崎市、アモイ市―佐世保市、漳州市―諫早市、南安市―平戸市、羅源県―南島原市の5組の友好都市があり、活発に交流を行っている。  今年11月には長崎県から福建省に訪問団を送る予定。

 

絵手紙で 中日のきずなを深めよう

 日本の郵ネットサービス株式会社主催による「第16回まごころふれあい絵手紙展および表彰式」が8月25日、東京都内の東京中国文化センターで開催された。  手紙を通じて世界のきずなを深めることをテーマとした同展では、日本と中国、フランス、タイ、オーストラリアの小・中学生や大人が応募した「絵手紙」と写真をベースにした「写手紙」の作品約2000点が、6日間にわたって展示された。  中日国交正常化40周年の今年は、中国から寄せられた作品が約700点と3分の1強を占め、上海甘泉外国語学校の何沛瑶さんの作品など13点が入賞した。  また、同展は昨年から人民中国雑誌社が後援団体に加わり、人民中国雑誌社優秀賞と団体賞が設けられるようになったが、今年は奈良県三郷町立三郷北小学校の中村春範さんと同県斑鳩町立斑鳩東小学校がそれぞれ人民中国雑誌社優秀賞と団体賞を受賞した。  あいさつに立った半澤剛・郵ネットサービス株式会社社長は「日中の生徒たちの絵手紙から、両国間における心温まる交流を感じた」と話した。表彰式に出席するため来日した人民中国雑誌社の王漢平副社長は「絵手紙というきずなを通じて、中国と日本をより緊密に結んでいきたい」と述べた。

 

中日の音楽家がコンサートと講演

 9月1日、中日国交正常化40周年を記念して、両国の音楽家によるコンサートと講演会が名古屋市内のホールで開催され、午前と夜の2部構成のプログラムに550人余りが訪れた。  午前の部は日中国際親善協会の主催によるもので、愛知県立惟信高校吹奏楽部の記念演奏と、平井勝利名古屋大学名誉教授の「青年が担う日中友好」と題した講演が行われた。パネルディスカッションでは、中日の青年が登壇して両国の友好関係に対する思いを述べた。  夜の部「青春之歌」記念コンサートは茉莉花芸術団が主催し、張立国駐名古屋中国総領事館総領事や作曲家の服部公一氏をはじめとする来賓も鑑賞した。約2時間半にわたる公演では、香港からのゲストで二胡演奏家の王憓氏と、中日さまざまな分野で活躍している10人余りの演奏家や歌手が、日本の民謡や中国の伝統的な音楽を披露し、来場者を魅了した。芸術団代表で二胡演奏家の朱新建氏は「さらなる今後の中日の民間友好関係を共に築きたい」と話し、最後に日本の名曲『故郷』、中国の名曲『賽馬』を出演者全員で合奏・合唱、今後の途切れることのない地域交流を誓った。

 

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