6カ国協議、3日目の情況について

 

第4回6カ国協議3日目の28日、中国代表団のスポークスマンを務める外交部新聞司の秦剛副司長が釣魚台大酒店の6カ国協議報道センターで、協議の進展情況を説明した。主な進展状況は次の通り。

朝米代表団は28日午前に長時間の会談を行い、協議の継続で同意した。朝米会談の継続は可能であり、いずれも平和的かつ冷静な態度で会談を進めることで、会談をより踏み込んだ、実務的なものとすることが可能であり、1つの進展と言える。両代表団は29日に4回目の会談を行うことで合意した。

本協議の特徴の1つは2国間協議が比較的多いことだが、全体会合・首席代表協議・作業部会なども行われている。中国はすでに他の5カ国と計12回の2国間協議を行った。うち米国・朝鮮・日本とは3回、ロシアとは2回、韓国とは1回。各国間の2国間協議は孤立したものではなく、6カ国協議の枠組内で行われている。まず2国間協議で検討した上で、全体会合での議論に持ち込む必要のある問題は多い。日朝両国はまだ直接的な2国間協議を行っていないが、両国代表団の団長は機会を見て協議することで合意しているという。

本協議での各国の立場にはまだ相違があり、実質的な進歩を得られるかどうかは、各国の姿勢にかかっている。6カ国協議が進展を得るための重要な基盤は、関係各国が相互信頼を深め、他国の「合理的関心と要求」を考慮することだ。中国は参加国として、協議の前進にプラスになることはすべて積極的に取り組んでいく。

                  「人民網日本語版」2005年7月29日