李肇星外交部長、それぞれ米、英の外相と電話会談


 李肇星外交部長は17日深夜、要請に応じてそれぞれパウエル米国務長官、ジャック・ストロー英外相と電話会談を行った。李部長は、中国側が戦争を回避し、国連の枠組みの中でイラク危機を政治的に解決するよう望んでいると語った。
 パウエル米国務長官はイラク問題に対するアメリカの最新の立場を通報し、アメリカがイラク問題に関する新決議案の採決を国連安保理に求めないことを決定したと語り、またアメリカ側が中国側とともに米中関係の発展を引き続き推進したいことを重ねて表明した。
 ストロー英外相は、英中両国がイラク問題に対する見方にいくらか違いがあるが、イギリスは終始中国との関係を重視しており、中国側と二国間問題と国際問題の上で意思疎通と協力を保つよう望んでいると語った。
 李肇星部長はイラク問題に対する中国の原則的立場を表明し、全世界もイラクの情勢に非常に関心を持っている、イラク問題に対し、戦争か、それとも平和かは、慎重に処理しなければならない、現在、国際社会はあまねく平和を実現し、戦争をしないことを望んでいる、と指摘した。

   (『北京週報』日本語版 3月18日より)
2003年3月20日