李肇星外交部長は17日夜、イワノフ・ロシア外相と電話会談を行い、イラク問題は戦争か平和かという最も重要な時期にさしかかっている、中国は依然として国連の枠組み内でイラク問題を政治的に解決することを堅持し、国際社会とともに、戦争回避のために全力をつくすことを望んでいると指摘した。
双方は中ロ関係とイラク問題をめぐって意見を交換した。イラク問題について、イワノフ外相は当面の情勢に対するロシアの見方を説明し、各側が最大の努力を傾けて、イラク問題を政治的に解決することをめざすべきであると強調した。
イワノフ外相は、双方の共同の努力の下で、ロ中関係は新たな段階に発展している、両国の世代にわたる友好関係は両国民の共通の利益に合致し、アジア太平洋地域と世界の平和と安定に対する有力な保証でもあると語った。
李肇星氏はイワノフ外相の中ロ関係に対する評価に同意し、中国側がロシアと協力して、中ロの戦略的パートナーシップのさらなる発展を推し進め、両国民に幸せをもたらすことを望んでいると語った。
(『北京週報』日本語版 3月18日より)2003年3月20日
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