胡錦濤主席、プーチン大統領と電話会談


 胡錦濤国家主席は18日、ロシアのプーチン大統領と電話会談した。プーチン大統領は胡錦濤主席の国家主席就任を祝うとともに、両国の善隣友好協力関係と戦略的パートナーシップの発展に向けた中国側との協力に期待を表明した。

 胡錦濤主席は「新政権はロシアとの関係発展を外交政策の優先課題の一つに位置付け、これまで通り両国の戦略的協力関係を発展させ、両国の共同繁栄と共同発展の目標を実現していきたい。同時に地域の安定促進と世界平和の維持に貢献したい」と述べた。

 両首脳はさらに二国間関係とイラク問題についても意見を交換。イラク問題について胡錦濤主席は「国連の枠組みで政治的に解決すべきだ。大量破壊兵器の問題は査察によって解決するのが正しい方法だ」と強調した。

 胡錦濤主席はさらに「国連の枠組みによる問題の解決のみが正しい道だ。平和への道は閉ざしてはならない」と述べ、国連が果たす役割の重要性を強調。両首脳はイラク問題に対する両国の立場を確認したうえで、世界平和の維持に向けて引き続き連携を強化していく考えを示した。

       (「人民網日本語版」3月19日より)2003年3月20日